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目黒side
「どうしたの？蓮…んぅ」
亮平が来たと同時に唇を奪った。
荒いキスをしながら服を脱がせる。
ドンッと亮平を壁に押し付けて舌を絡める。
お互いがはあはあ言いながらも服一着てない状態なった。
「蓮っ…ちょっと、待って…」
「亮平が欲しいんだ」
そう言うとベットに押し倒した。
またキスをして首筋からドンドン下に降りていく。
「んあ…は…蓮…愛してる…」
亮平の声は聞こえなかった。
ただこのむしゃくしゃした気持ちを発散したかった。
「蓮…何かあった？」
ベットに寝転んだまま亮平はふぅと息を吐いてそう聞いてきた。
「何で？」
「なんか、荒々しかったから」
「うん、ごめんね」
「ううん、良いけどさ…」
そう言うと目をつむった。
俺も寝ようとした時また亮平が口を開いた。
「もしかしてさ、康二と何かあった？」
一瞬だけ静かで何の音も無い空白の間があった。
その一瞬で少し悩んだ。
言おうかどうか…
けどそれがけじめだと思って言うことにした。
「うん、別れてきた」
「そっか」
「それだけ？」
もっと何か言ってくるかと思ったけど案外簡潔な返事だった事に拍子抜けした。
「うん、そんな気がしてたしね」
「え、嬉しくないの？」
「嬉しいよ。これで蓮は俺だけのものだね」
「そうだね」
そう言うと亮平を腕の中に引き寄せた。
これが俺のケジメだ。
俺は康二を捨てて、亮平を選んだんだ。
…複雑だった。
これを望んでたはずなのに。
これで俺も亮平も、康二もふっかさんも幸せになれる。
…幸せ、なはずなのに…
何でこんなに引っ掛かるんだろう…
何がこんなに引っ掛かるんだろう…
何でこんなに頭ん中ムシャクシャするんだろう…
なんて、
頭ではわからないようにしていただけで、本当は心ではわかりすぎるほど分かっていたのかもしれない。
俺はただその現実から逃げていただけなんだって。
俺が、本当は誰を愛していたかなんて。
幸せにしたい、一緒に幸せになりたい奴は誰かなんて。
もう…今さら気づいたって遅いんだけどね。
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kaori(プロフ) - らんかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (
レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
kaori(プロフ) - kosame?さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
らんか(プロフ) - 目覚めたけど心が壊れた康二を誰が支えて幸せになるのか楽しみで仕方ありません！更新楽しみにしています(^^) (2020年11月29日 12時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 更新ありがとうございます！康二君が目を覚まして良かったです！やっとめめこじに戻れる！と思ったら康二君の心が。。(TT)まためめと笑いあえて恋人に戻れる日がきます様に。。更新楽しみに待ってます！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみに読ませて頂いています！康二君目を覚ましてほしいです(TT)続きが気になります！更新楽しみに待ってます！ (2020年11月28日 10時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaori | 作成日時：2020年10月23日 23時
