僕らと彼の時々非現実【2】

流星は誰のもの？ ページ31

青side

毎年有難いことに沢山のスタッフさんからバレンタインのチョコをいただく
紙袋いっぱいになった紙袋を抱え局を後にする

青｢おっ、今日は神ちゃんとお留守番なんか｣

仕事が休みの神ちゃんが淳太の家にいてるらしい

青｢すみません！淳太の家でお願いします｣

マネージャーさんにそう言うと、車で淳太の家に連れて行ってくれた

青｢おじゃましま｣

黄｢りゅう！｣

玄関の扉を開けると、神ちゃんから聞いてたんかじゃったがお迎えしてくれた

青｢淳太ぁ、ただいま｣

黄｢りゅう、おかーりっ｣

ギュッと抱きついてきた淳太を抱っこしてリビングに行くと、神ちゃんがテレビ見とった

緑｢お疲れさん。おー、今年も大量やなぁ｣

こちらを振り返った神ちゃんは、俺の手元の紙袋を見ていった

青｢バレンタイン休みやと貰われへんな｣

緑｢お返しせんでええから楽やけどね｣

神ちゃんの座るソファに腰をおろして淳太を膝に乗せると、紙袋が気になったのか、中を覗き込む

黄｢りゅう、おかちいーっぱい？｣

青｢チョコレートばっかりやけどな｣

黄｢ちょこ！｣

緑｢今日はな、好きな人にチョコレートどうぞってする日やねんで｣

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