藤北協奏曲…利家とみつ？ ２

MJK？… ５６ ページ11

とりあえずタクシー降りて正面玄関から局に入った

腕時計見ると、まだ少し時間ある
…藤ヶ谷、あれからどうなってんのかな…

とはいえ、隣にみつ姫がいる状態だと詳しい話も出来ないし、利家探すこともままならない…色々考えて、一先ずオレはみつ姫連れて局内のカフェテラスに向かった

ここは局内の関係者しか利用できないカフェ、出入りの人は一応のチェックかかかる、一般の人とは交わらないからある意味安心だろうと思い、オレは用心を兼ねて入口から一番遠い奥の席にみつ姫を座らせた

「みつ姫、少しだけここで待ってて！用事済ませてすぐ戻るから！」
「…え、私一人でここで待つのでしょうか？」

一気に不安げな表情になる…
けど、みつ姫連れたまま利家は探せないからな

「大丈夫、ココには怖い人は誰も来ない、ケーキ食べて待ってて！絶対迎えに来るから！動いちゃダメだよ！」
「…仕方ありませぬな…みつ殿もお忙しい身でおられるので…承知しました、戻られるまでこの場でお待ち申し上げております」
「うん、いい子！…ごめんな、必ず迎えに来るから」

カフェ店員にみつ姫の好みそうなものを幾つか頼んで勘定を済ませると、そのままオレはカフェを出た

「あ、藤ヶ谷？オレ…利家は？」





「どこにいっちまったんだよっ！ワン千代っ！」

地下駐から繋がってるエスカレーターを上がりフロアー毎に探していく、

「おう藤ヶ谷くん！今日よろしく！」
「…あ、はい！今日はお世話になります！」
「今日のリハなんだけどね…」

１Ｆから２Ｆに移動した時、運悪くプロデューサーさんに捕まってしまった
この人、いい方なんだけどめっちゃ話が長い…、マズい、どうしよう…

もおおお利家…っ！おま見つけたらぜってぇお仕置きだかんなっ！

「…という訳で、今日の《ジョシマイ》楽しみにしてるよ！」
「はい、はい、ありがとうございます！じゃ！」

ほぼ何言ってっか聞いてない…やっと解放されたぁぁ！


しかしどうやって探す？？
この広い局内…利家、どこいっちまったんだよ…

途方に暮れそうになった時、ケータイが鳴った


北山っ！？

「もしもし北山っ！？…利家まだ見つかんない、…あーもお、どうすりゃいんだよっ！」

《そか、とりあえずオレ一旦楽屋行くわ、 ７人揃わねぇと先進まないしな》

「…そうだよな、わかった…オレも行くわ！」



３Ｆだけ見ていこう…

カフェテラス…


まさかココに本物の《みつ姫》がいたなんて、
オレは想像もしてなかった…

GAYASAKURAです。。きゃああああ！→←MJK？… ５５

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