藤北和亮コラボ小説風占い

愛し君へ６…出逢い２ ページ7

グレーの上着を着た男の人が、子猫を抱き上げ、大事そうに抱えてボクの所に連れてきてくれた。。。


「君のネコ？」


小さな白い子猫…少しケガをしてるみたいだった。。。


「どうしたの？」


優しく笑って、ボクの目線までしゃがんでくれる…どうしよう…


なんて言えばいいのかわからなくて、男の人と視線を合わすことが出来ない…



言えたのは…



「違う…ボクのネコじゃない。。。さっき見つけて―…カラスが…」


「うん、危なかったね、あそこにまだいるな。。。狙ってるんだな…困ったな、どうしようか…」



男の人の腕の中で、不安そうに小さくなっているネコ…怯えてる。。。怖いよね―…でも…




「ボク…ココに入院してるから、飼ってあげられない。。。」

「ん…そうみたいだね。。。」



言葉が続かなくて、ボクはその男の人の顔を見た…




(キレイ―…な人…)

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