愛し君へ３ ページ4
「起きたら…傍にいてって言ってるじゃないか…いないから…っく…どっかに行っちゃったんじゃ…ないか…って…」
「ああ、そうでしたよね…すみません」
安心させるように、頭や肩を撫でながらフンワリ抱き寄せる。。。
細い体…まもなく１１歳になるが雰囲気は小学校低学年くらいのあどけなさと幼さが残る…少年はしばらくグズグズしていたが、程なく落ち着いたのか、クイッとかおを上げてきた…まだ半べその表情に、オレにも自然と笑みが浮かぶ…
涙の跡がついている頬を親指で拭ってやると、瞬間花が咲いたような笑顔を向けてきた。。。
「もう大丈夫ですか？」
「うん、もう平気、ゴメンね泣いちゃって…ﾍﾍ。。。ねぇ和真、どこいってたの？心配したんだよ！」
恥ずかしさを隠すためか、若干拗ねたような口ぶりが可愛らしく微笑ましい…おもわずオレの口許も緩んでくる
肩に上着を着せかけながら
「担当の医者(せんせー)と、ヒロ坊ちゃんのお薬のことでお話していたんです、お昼寝の間に戻ってくるつもりだったんですが、長引きましたね…すみません」
「そうなの？…んーんーいいよ、和真がどこにも行ってないならそれでいいもん！」
「どこへも行きませんよ、ずっとヒロ坊ちゃんと一緒にいます
小さな頬に手 を当てて、その丸い黒い瞳をのぞき込むと、嬉しそうに微笑み、細い小指を伸ばしてくると、そのまま和真の応えるように絡ませた
「約束だもんね！！」
「はい、男同士の約束です！」
和真…ホントにずっと傍にいてね。。。
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GAYASAKURA(プロフ) - りんりんさん» はじめまして！コメありがとうございます！そうなんです…も、この和亮藤北は名前だけ借りたほぼオリキャラになっちゃいました、ご不快に思われたらゴメンなさい！でも、目を通してくださってありがとうございます！良かったら又覗いてやってくださいねー！ (2015年9月23日 13時) (
レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 和真は、太輔ですよ? (2015年9月23日 12時) (レス) id: 16cb4729e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2015年7月19日 16時
