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たまに敬語が抜ける喋り方とか
俺たちに振る舞う雰囲気がわかりやすい。
面倒見るタイプの俺よりかも面倒を見られやすいタイプのAと話す方が何となく居心地が良さそうに見える。
「ひとつ質問いいですか？」
「いいよ笑なに？」
真剣な顔で話しかけられるので、
俺も肩に力が入る。
「Aくんの可愛い所、俺にも教えてください」
待って
絶対嫌なんですけど
「なんで笑？」
「もっとAくんのこと知りたいんで」
いいだろっていう顔で見てくる師王。
誰が教えてやるか
「可愛いところかー。一緒にいすぎてわかんないかも笑」
とぼけるフリをする。
こっちは20年以上一緒にいるんだ。
お前が産まれる前からAの隣にいる。
可愛いところだったら数え切れないほどあるけど、
師王に教える筋合いはどこにもない。
「嘘つけ笑！1個ぐらいあるでしょ？」
「まあ、20年一緒にいれば分かるんじゃない？」
Aの可愛いところ。
ビー玉みたいなキラキラした目で俺を見るところも、
滉くんって嬉しそうに俺の名前を呼ぶところも、
気づいたら俺の隣にピッタリといるのも、
車の中で俺の好きな曲を流してくれるところも、
俺より少し小さい子供体温の手の平も、
俺の好きなご飯を作ってくれるのも、
あげればキリがない可愛いところ。
俺だけにしか頼るあてがなくて、
俺が大切に引いた道をなんの疑いもなく歩いてくれる純粋無垢なAが好きなんだ。
まだ会って数週間もたってないやつには分かりやしない話だけど。
「おやすみー早く寝るんだぞ」
「ありがとうございました」
師王を無事に送りとどけ、歩いて来た道を戻る。
あー
絶対師王に嫌われたな笑。
意地悪しすぎたかな。
A以外になると優しくするとかめんどくさくてやってらんない。
Aのことになると知らないうちに嫉妬心が出てきてしまう。
自分の独占欲が溢れてきて、
気づけば息が出来なくていつも溺れている。
こんなことならいっそ君のことなんか好きになるんじゃなかったな。
こっちは感情の起伏が激しすぎて苦しい。
俺はAのために毎日生きていて、
Aは俺がいないと死んでしまうんだ。
そうであって欲しい。
そんなことを考えている惨めな俺は君にしか見せらんないから
これからもずっと俺の元から離れないで。
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かんざき(プロフ) - さとうさん» そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます。奥さんに内緒でみんな恋愛させてます笑笑 (8月1日 23時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 純也くんの奥さんがいるのに秘密な恋をしてる感じ…いい！ (8月1日 20時) (レス) @page16 id: 49f8a58ef1 (このIDを非表示/違反報告)
かんざき(プロフ) - 🫨🫨🫨さん» ほんとですかああ！！読み返して貰えてたなんて嬉しすぎます！！ちょうどキリが良かったのでここで完結したんですがまたいい話が思いつきましたら書かせてもらおうと考えています笑。このようなコメント本当に励みになります！！！ありがとうがございます！！！ (2023年4月23日 1時) (レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
🫨🫨🫨 - うわああああ！！良かったです！！ほんっとうに自分好みの小説すぎました、、、！暇さえあれば読み返しあさる、という行為を何度したことか、、、！！終わってしまうのは残念ですが、またこのような作品を作ってくれるよう期待しています！もっと見たい！！ (2023年4月22日 23時) (レス) @page23 id: b6179e7ee4 (このIDを非表示/違反報告)
かんざき(プロフ) - 🫨さん» コメントありがとうございます！そう言って頂きとても嬉しいです。更新喜んでもらうためにも頑張りたいと思います🫶🏻🫶🏻 (2023年4月2日 18時) (レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月29日 19時
