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家から出てからは、町の人に聞き込みをしている。
しかし今のところ有益な情報は1つもない。
休憩がてらベンチに座りながら話すうちに、お互いにタメ口で話す事を約束した。
これからパーティを組むのだ。
堅苦しくないようにしないと。
休憩後に旅人らしき人に聞き込みをすると、険しい顔で話を聞かせてくれた。
旅人『この先の森を抜けた町から来たんだが、そこに怪しい薬を持った奴がいたんだよ。何でも姉を助ける為に薬を売らないといけないらしくてさ。そんな得体の知れないもの、誰が買うって言うんだ。』
もしかしたらその"怪しい薬を持った奴”に何かヒントがあるかもしれない。
そう思ったのは俺だけじゃなかったようで、ダイキもリュウセイも真剣な表情だ。
次の目的地は決まりみたいやな。
ダイキ『この先の森を抜けるってことは、魔物と戦わないとあかんよなぁ。俺は格闘家やから身1つでええけど、2人は武器や防具揃えといた方がええんちゃう？』
リュウセイ『せやな。この通りの裏に武器屋と防具屋があるから行こ。』
そうして、この世界で初めての店に行く事になった。
ダイキ『皆いくら持ってる？』
そう言われて背負っていたボディバッグの中身を確認する。
今まで確認してなかったけど、そこには巾着に入ったお金と、回復薬が5個入っていた。
リュウセイ『俺は3万ジャニー。』
この世界の通貨はジャニーと言うらしい。
『1万ジャニーあったわ。ダイキは？』
ダイキ『俺は0！』
あっけからんと言ったダイキにリュウセイと呆れながら、予算の範囲内で買えそうな武器を探す。
1つのサバイバルナイフを見つけ、値段を見ると"2,000ジャニー"。
これなら買えるし、シーフと言ったらナイフやろと思ってそれを買う事に決めた。
無一文の為に1人暇そうなダイキに、リュウセイはお金を渡して隣の道具屋で寝袋を買ってくるように伝える。
嬉しそうに出て行ったダイキを見送ると、リュウセイは1つのメイスを手に取った。
リュウセイ『俺はこれにしよ。』
おぉ、魔導師っぽい！
ちょっと重そうだが、男だし問題ないようだ。
試しにブンブン振り回す流星。
『ちょ！危ないって！』
リュウセイ『あ、ごめん。』
こうして無事に買い物を終えた俺たちだった。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
