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100人 VS 4人
押し寄せて来る軍勢は倒しても倒しても減っている気がしない。
先陣を切って攻撃していく幻獣タカヒロが切り損ねた敵をアキトが倒していく。
その後ろについて、アキトの援護をする俺。
後方からはリュウセイの魔法が飛んでくる。
最後の最後でこれは正直キツい。
やっとの思いで軍勢をかき分けた先に、ダイキが見えた。
アキト『トモ！頼む！』
そう叫ぶと今まで以上に豪快に斧を振り回して道を切り開いたアキト。
今や！
全速力で敵陣の中を走る。
目の前にはボロボロのダイキ。
今までの思い出が走馬灯のように駆け巡る。
俺にダイキが倒せるんか？
気が付かないうちに頬を伝う涙。
ブルブルと手が震える。
躊躇してしまった一瞬の隙を狙って剣を振り下ろす手下。
しまった！と思った時にはもう遅かった。
リュウセイ『トモ！危ない！』
咄嗟に目を瞑った。
い、痛くない……。
そっと目を開けると、そこには敵の剣を素手で受け止めているリュウセイの姿。
赤い液体がローブまで伝い、真っ青で綺麗だった裏地は黒く染まっている。
『何で！？そんなっ！』
リュウセイ『トモ！しっかりせえ！アキトに頼まれたんちゃうんか！？』
初めてリュウセイに怒鳴られたと思う。
温厚で滅多に怒らないリュウセイの言葉は俺に深く突き刺さった。
リュウセイ『このままやと皆死ぬねん！俺らだけじゃない！ウエスト国の皆もや！……できるのは、トモしかおらんねん！』
周りを見れば必死に敵をこちらに近づけまいと戦うアキトとタカヒロ。
そして後ろでは心配そうに見つめるジュンタとノゾム。
そうや、出来るのは俺しかおらん。
ダイキ『あははははは！トモには俺は倒されへん！だってずーっと一緒に旅して来た仲やもんなぁ！』
どこかでまだ信じられない部分もある。
やけど、このままやとリュウセイの言う通りや。
俺が、終わらせてやる。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
