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『タカヒロ……。』
出現した幻獣はタカヒロそのものだった。
違うのは黒目がない事と、紫色のオーラみたいなものを纏っていること。
国王『ふははは！この者たちを八つ裂きにしてしまえ！』
静かに刀を抜いたタカヒロにそっくりの幻獣。
ただでさえ強いタカヒロが幻獣になったのだとしたら、その力は俺たちじゃとてもじゃないが太刀打ちできない。
しかし次の瞬間、国王目掛けて刀を振り下ろした。
国王『ぐわぁぁ！な、何故だ！？』
ジュンタ『言ったでしょう。アナタに扱えるでしょうか？って。』
幻獣のタカヒロにジリジリと追い詰められ、アキトにしがみつく国王。
国王『こ、こいつを！な、何とかしろ！』
アキト『国王、力を手に入れたのはあなたでしょう？アナタが何とかしないと俺は何もできませんわ。』
しがみつかれた手をほどき、背中をポンポンと優しく叩くアキト。
国王『何を言ってる！我に歯向かうというのか！』
アキト『しょうがないですね〜。じゃあ何とかしてあげますわ。』
そう言うと、アキトは斧を国王に振り下ろす。
地面にあっけなく倒れピクピクと体を震わせる国王だったが、少しすると動かなくなった。
そして国王が動かなくなるとタカヒロは姿を消した。
アキト『タカヒロが出てきたってことは、やっぱりあいつ死んだんやなっ……。』
さっきまで何を考えているのかわからなかったアキトは、声を上げて泣き出した。
それにつられるように俺たちも静かに涙を流す。
やっぱりアキトは俺たちの味方やったんや。
皆の鼻をすする音だけが響く室内に聞こえたのは、俺のよく知っている声だった。
ダイキ『ははは！特別召喚が完成した！ジュンタ！俺に寄越せ！』
服は焼け焦げてボロボロ。
体のあちこちには大きな火傷。
顔も煤まみれで真っ黒。
しかし嬉しそうに叫ぶ姿は狂気そのもの。
ダイキの後ろには100人を超える軍勢が武器を構えていた。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
