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もう１つの港町である北側の街にやって来た。
幸いにもこちらは無事だったようで、人で溢れかえっている。
暫くはこの街がこの国の物流拠点になるのだろう。
南側の惨状を聞きつけた人々は不安そうな顔だ。
まずは情報を集める為、酒場に向かう。
酒場に入ると意外にも閑散としていた。
カウンターの向こうにいる店主の他は、テーブル席で突っ伏している男しかいない。
俺たちはカウンター席に並んで腰掛けた。
店主『いらっしゃい。今、とてもじゃないけど皆ここには来るような状況じゃなくて売り上げにならないよ。……君たち、旅人かい？南側の港町には行かない方がいいよ。』
南側の港町から来たことを伝えると、目を見開いて驚く。
【剣士】の事も聞いてみるが、たった1人で帝国の拠点を潰せるような人物がいる事なんて聞いた事もないそうだ。
それ程の実力者なのであれば、酒場ですぐに話題になるだろうと言う。
店主『ああでも、その剣士かどうかはわからないけど珍しい小手をした剣士に会ったって言う話は聞いたことがある。どこにいるかはわからないけどね。』
″珍しい小手をしている″
【剣士】についてはそれくらいしか新しい情報は無さそうだ。
『最近召喚士が突然いなくなったりとか聞いたことは？』
店主『ああ、それはあるよ。何故だかわからないけど、最近立て続けに5人くらい召喚士が忽然と姿を消しているそうだ。この前うちに来た召喚士も、最近急にいなくなったらしいしね……。』
悲しそうな顔で言う店主に心が痛くなる。
きっとそれは帝国の仕業に違いない。
店主『ここから北西に行った町に行けば何かわかるかもしれないね。』
リュウセイ『そこって召喚士が修行の地としている町ですよね？』
静かに頷き、そこは山に囲まれた辺鄙な場所だと教えてくれた。
山を超え、洞窟を抜けた先にあるらしい。
召喚士が集まる有名な場所なんだとか。
ノゾム『召喚士が集まる場所……。』
ダイキ『って事はそれを知ってたら、召喚士を確保するには最適な場所って事やんな。』
俺たちにだけ聞こえるようにダイキが言う。
『北西の町に行こう。』
店主に礼を言い、店を後にした。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
