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村の外れも外れといった場所に一軒の木の家があった。
見るからにオンボロで、人が住んでいるとはあまり思えない程だ。
家にお邪魔すると、ダイニングキッチンと部屋が2つ。
そのうちの1つの部屋の前で足を止めた。
ノゾム『姉です。病気でずっと眠ったままなんです。』
そこには、すっかり痩せこけた女性がベットで眠っていた。
ベットの側には中年女性が1人付き添っている。
母親なのだろう。
立ち話も何だからとダイニングへ移動すると、詳しく話を聞かせてくれた。
ノゾム『姉の病気を治したくて白魔導と薬師の勉強をしたんです。やけど、この病気は魔法や薬では治らないらしくて。』
薬を売っていたのは、生活費を稼ぐ為だったらしい。
父親は出稼ぎに出たきり戻って来ていないらしく、生活するには自分が何とかしないといけないと思ったそうだ。
今日は何とか薬が売れたから、暫くは持ちそうだと笑うノゾム。
『お姉さん、治るんですか？』
少しの沈黙の後、1つだけ方法があると教えてくれた。
ノゾム『幻獣の力を借りられれば。でもそれには召喚士様の力が必要です。それも強力な力を持った……。』
当てがなく半ば諦めたような顔で俯く。
するとダイキがパンと１つ手を打った。
ダイキ『俺さ、探し人がおるんやけど、そいつ召喚士やねん。一緒に探してくれへん？』
『え、ダイキの探し人って召喚士やったん？！』
初耳情報に俺もリュウセイも、もちろんノゾムも驚いてダイキの顔を凝視する。
本人は悪びれることもなく、どこ吹く風。
リュウセイ『ええやん。ノゾムは白魔導が使えて、薬師もかじってるんやろ？俺らのパーティにヒーラーおらんし助かるわ。
リュウセイの言葉を聞いて不安そうな顔で俺を見るノゾム。
『俺は兄を探してる。ダイキが探してる召喚士と一緒におるんやって。一緒に行きましょ？』
そうして俺たちは4人パーティとなった。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
