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夢主視点
芝健の家を出て、自分の家に戻る。
芝健が「心配だから」と家の前まで送ってくれた。
そして別れる時に「もしまた親戚関係のことで
何かあったらアナタシアの誰にでもいいから必ず
連絡を入れること」を芝健と約束した。
芝健と別れて部屋の中に入る。
「ーーーーーーーー…。」
私が前の家を出る時の行動も、
執拗に連絡をしてくる親戚への対応の仕方も、
正解だったのか間違っていたのか
分からない。
けどこれからどういう行動を取ったらいいかは
分かった。
私は服のポケットを探って
携帯を手に取った。
電話帳の画面を開いて雇っている
弁護士さんの電話番号をタップした。
「ーーーーーーーもしもし？」
数回のコールの後繋がった弁護士さんに
家の前に従兄弟が来たこと、芝健の名前は
伏せて友人が従兄弟に暴力を振るわれたこと、
今までは私だけの問題だったし被害届を出そうか
迷っていたが、とうとう友人にまで手を
上げられたことで警察に暴行で被害届を出す
決心がついたこと。
親戚のことを深く考える度に
嘔吐に見舞われていたこと、
従兄弟が来た時、過呼吸のような
症状が起こったこと。
包み隠さず全て伝えた。
途中でドア越しに聞こえた従兄弟の怒鳴り声を
思い出し何度か言葉に詰まってしまったことも
あったが、弁護士さんは要領を得ない私の話でも
根気強く聞いてくれて、私がやろうとしていること
にも賛同してくれた。
それと心療内科にかかってカウンセリングを
受けることを進められた。
親戚のことを考えると吐いてしまうのも従兄弟が
来た時に過呼吸のようなものになったのも、
多分私が親戚の人達のことをトラウマに思ってる
からじゃないか？って。
弁護士さんとの通話を切る。
そのまま私は最寄りの警察署へ
電話をかけて事情を全て説明した。
話の最後に芝健に対する暴力行為で
被害届を出すことを伝えて通話を終えた。
私だけを狙うならまだしも、従兄弟が
芝健を怪我させなければ、今まで
育ててくれた恩で警察沙汰にまでは
するつもりは無かった。
けど
となれば話は別だ。
「頭に血が上った」「堪忍袋の緒が切れた」
というのは多分こういう気持ちを言うのか…と
やけに冷静な頭で考えた。
「…許さない。」
叔父さんのお葬式の日に録音した音声を
流しながら、私は強く携帯を握りしめた。
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リマ - わわわわわわ！御採用とっても嬉しいです、ありがとうございます。スーサイドパレヱドかっこよくていいですよね…次のお話も楽しみにしてます！陰ながら応援してます！！！ (2018年12月23日 0時) (
レス) id: 7ca6700d69 (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - コメント失礼します！撥条少女時計とかどうでしょうか。 (2018年12月16日 21時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
カイム(プロフ) - コメント失礼致します。Blessingはいかがでしょう？うまくは言えないのですが、「生きて」という意味がこの小説に合うと思ったので。この小説大好きです！更新頑張ってください！ (2018年12月16日 20時) (レス) id: 16f201e568 (このIDを非表示/違反報告)
tudumi1218(プロフ) - コメント失礼します！ローいりぽん先生らが踊ってたリングプレイゲームはどうですか？実際の動画とは人数は異なりますが…ご検討お願いします！！ (2018年11月29日 13時) (レス) id: 83a06d5ecc (このIDを非表示/違反報告)
花家永夢(プロフ) - コメント失礼します。踊る曲であれば、｢威風堂々｣などいかがでしょうか？ (2018年11月27日 23時) (レス) id: dcf179eb42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2018年7月14日 9時
