元アイドル声優【木村良平】 (ページ8)

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長沼「櫻井さん」

櫻井「海莉愛、答え出た？」

貴女「(頑張れ海莉愛)」

海莉愛達の後ろの席で聞くA

長沼「櫻井さんはどんな私でも受け入れてくれますか？」

櫻井「うん」

長沼「少しだけ、話をさせてください

私、櫻井さんが好きです。付き合って欲しいって言われてすごく嬉しかった。

でも私交際に踏み切れないんです」

櫻井「どうして？」

貴女「(大丈夫、落ち着いて)」

長沼「私、前にお付き合いしていた人に裏切られて人を好きになれても怖いんです、お付き合いするのが」

海莉愛は彼氏に裏切られた。遊びだったとかそういう事じゃなく、海莉愛は彼氏の友達に売られた。

当時の海莉愛の彼氏には借金があった。それも多額の借金。友達は返さなくてもいいがその代わりとして海莉愛と付き合って、ヤ.らせろということだった。

そんなことも露知らず彼氏が出来て喜んだ海莉愛。

借金の代わりにされた海莉愛は案の定付き合って2週間くらいで喰われた。

その時私がブチ切れた事を未だに覚えている

長沼「借金の肩代わりで無理やりされたことがあるんです。あれ以降、好きになれてもあの時の恐怖を思い出してどうしても怖くなってしまう」

櫻井「海莉愛

俺はどんな海莉愛でも好きだよ

悲しませたり後悔させたりしない

そんなことしないって俺を信用して欲しいな」

長沼「信用」

あの時、信用して欲しいなんて言われなかった。大丈夫、俺のマブだからとか心配すんなよとか。

櫻井さんは、信頼できる人だと思えた瞬間だった。

長沼「こんな私をよろしくお願いします」