怪盗Jewelcross2 (ページ23)

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樹side

北斗「あーーーー！」

樹「北斗どうした？」

北斗「またきたじゃんあの怪盗からの予告状！まったく証拠もつかめないから！」

またまた届いた怪盗からの予告状

"警察の皆様へ
この展覧会の最終日にマリア・ルビーのブレスレットをいただきます
警察の皆様、ご成長たのしみにしておいてくださいませ
怪盗Jewelcross"

っていう予告文と一緒に展覧会のチラシがはいってた

今回のに至っても怪盗が誰だかつかむ証拠は何一つない。
なんのための対策本部だよって思うけどね。

高地「北斗！樹！」

樹「あ、コーチじゃん！どしたの？」

今声をかけてきたのがコーチこと高地優吾
俺らの先輩で捜査一課に所属してる。
この警察署に配属になった時に俺ら2人が一番お世話になった先輩と言っても過言ではない。

高地「いや、なんか忙しそうだから差し入れもってきた。」

パッと時計をみるともう夜の12時

樹「そんな長い時間考え事してたの？！」

北斗「え？！嘘？！」

高地「ほんとだよ。なに考えてたかはわかんないけどさ」

北斗「なあ高地、今回の怪盗のやつどう思う？」

高地「どう思うって言われてもねぇ。あ、でもこの展覧会の主催者の鳥飼宰だったら今捜査一課でもマークしてるんだよね。」

北斗「どういうわけ？！」

高地「いや、なんかこいつほとんどの骨董品とかは犯罪まがいのことで入手してる。で、今一課で調べてる連続無差別盗難事件でこいつが関連してるんじゃないかと。」

樹「違法で金とってるってこと？」

高地「簡単に言えばそうなるね。しかも今の聞いてた？連続"無差別"盗難事件。」

やけに無差別のところを強調したな。

北斗「つまりそこらへんにいる金目のものを持ってる人なら盗むのは誰でもいいってこと。」

高地「そういうこと。怪盗の件大変だとは思うけど2人も頑張ってね。じゃあ。」

今回のやつ意外とヤバそう

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高地優吾
北斗と樹の先輩刑事
捜査一課に所属している
ムードメーカーでありいじられ役

＊高地の高ははしごだかです