仲間じゃない.2 ページ7
アダム 「そんな訳ないでしょ。胡蝶隊の俺が言うのもなんか変ですけど。」
A「アダムッ!いつの間にそこに!」
アダム 「普段なら気づかないはずないのに。
そんなに、ショックですか?」
A「っ!!…うるさいなぁ。
からかうなら、あっち行ってよ」
アダム 「……はぁ。
俺が目を瞑ってやれるのも、1日だけですよ」
その言葉の意図が理解できず、
泣き腫らして赤い目を向けるA。
アダム 「…飛信隊と過ごした方が
姫様にとって有益な時間だと判断しました。
…姫様の腕じゃ、こんな所で死なないでしょ。
でも、じーさんに言い訳できるのも1日だけ。
だから、その時間は目一杯
古巣で楽しんでくださいよ!」
この状況で楽しんでなんて…。きっと彼しか言えない台詞だ。だか、その言葉のおかけでこの休日の使い方が決まった。
A「ありがとう!アダム。すぐ戻るから!」
1日だけ。
隊長としての肩書きも、何もかも捨てて
大好きな彼らとの時間を過ごせる。
…例え、それが戦場でも。
アダムが精鋭達と共に帰っていく姿を見て、
Aは飛信隊の元へと戻った。
⭐⭐
蒙恬のおかけである程度今後についてまとまったが、紅一点であるAが去ってしまった事で、その場の雰囲気は最悪だった。
昴 「さっきの言い方はあんまりだよ!信!」
尾平「おいっ!信ッ!!今すぐAちゃんに謝ってこいよ!!…これで二度と会えなくなったらどーすんだよ!!皆、癒し不足で死んじまうぞ!」
竜有 「姫様と一緒に料理作る約束してたのに!
どーしてくれんだッ!」
崇原 「隊長…俺も謝りに行った方がいいと思うぞ」
澤圭 「信くん。大切に想うが故に…
誤解やすれ違いは誰にでもあります。
ただ、こうなったら場合
男が先に謝るのが後々丸く収まりますよ。
特に、夫婦喧嘩の場合はね」
信 「……っ… 別に俺とAは夫婦でもなんでも///」ごにょごにょ
そこに、彼女が帰ってこないのを心配してウロウロしていた蒙恬が戻ってくる。
蒙恬 「信!…夜も遅い。
Aが中々帰ってこないのも心配だし、
今晩泊まってもいいか?」
渕 「それなら、こちらへ!」
蒙恬 「助かるよ」
一度寝屋を確保して、
きっと彼女を探しに行くのだろう。
Aと隊長の信がくっついて欲しいと願う飛信隊メンバーは、その間に急いで信の尻を叩くのだった。
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ありす - この作品おもしろくて、大好きで、一気読みしてしまいました、、。こんな最高な作品を作ってくれてありがとうございます!! (2月13日 22時) (レス) id: a49b00a8c0 (このIDを非表示/違反報告)
さや - 最高におもしろかったです!!素敵な年末をありがとうございました!! (12月27日 19時) (レス) id: 190fd29e8b (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 現在深夜4時🥺♡面白くてずっと読んでました♡続き楽しみにしております🙇♀️😊 (10月21日 6時) (レス) @page8 id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
かもる(プロフ) - このシリーズがとても好きです。お身体に差し障りがなければ続きが読みたいです。 (2022年5月31日 0時) (レス) id: 71b936d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 続き気になる 合従軍編のシーン作って欲しいです (2021年11月29日 22時) (レス) @page10 id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年11月11日 16時