反面教師.3 ページ42
肩で息をするAとは裏腹に、余裕そうな昌平君は今度は彼女の白くて細い首筋に口づけを落とす。そのリップ音と、軽い刺激に体が痺れ、あられもない声が出そうだった。
A「せ、せんせいっ…！///」
昌平君 「癒してくれるのではなかったのか…？」
Aの必死な抵抗も可愛いものだと、
全身で可愛らしい彼女を責め立てる。武術や知略は問題ないのに、色事になると慣れていなく、すぐうるうると涙が出る彼女は本当に可愛いらしい。
慌てている間にも
昌平君の手がAの着物を次々と脱がしていく。
A「先生っ！…だ、だめ！やめ…っん！」
反抗する口を塞ぎ、
ゆっくりと自分の寝台まで連れて行く。
真っ赤に染まり、涙を流しても
自分の意思がその瞳から消えない所がAの美しい所だと思った。
A「先生、私これ以上はできません…」
昌平君 「……なぜだ」
A「な、なぜって…！
先生がどう思ってるかも分からないし…
結婚もしてないのに…///」
身を硬くて自己防衛しながら、俯くA。
やはり、少し大人気なかったかもしれない。
彼女といると、余裕がなくなる。
はぁーとため息を吐いて、彼女に向き直る。
昌平君 「A…よく聞きなさい。
俺は昔からAを妻にしたいと長年想ってきた。
年も親子程離れている故、
気持ち悪がれないか心配だったが…
もし、受け入れてくれるなら
このまま身を任せて欲しい…。
俺のものになれ、A」
普段紳士的な先生が、強引に迫ってくるのは、
嫌いじゃなく、むしろドキドキして胸が破裂しそうだ。
A「…えっ！／／／
(あのカッコいい先生がそんな事を！！)」
先生がカッコいいのは、
もはや弟子同士のネタであった。
男性なのに、どこか色っぽく…何にでも絵になる昌平君に憧れない訳はない。
だか、ここで受け入れてしまったら…
私は昌平君の妻になるという事になるのか？
頭に想った人が、一度浮かんだら最後
脳内から消えてくれる事はなかった。
昌平君の手がすでに素肌に触れかかっていた時、
その部屋のドアを思いっきり叩く音が聞こえた。
昌文君 「Aッ！Aはおるか！？
あれほど大王様の所に来るように、念押ししたのに
馬鹿娘めっ！！
早くしないと大王様が…ッ大王様が！(震)
いるなら、はよ出てこいー！！」
普段の彼から想像も出来ないほど、取り乱した声が
幸か不幸か、昌平君との甘い雰囲気を
ぶち壊してくれた。
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イルカ - とっても面白いです！！続きが気になって気になって… 更新、楽しみにしてます！ (2020年11月11日 16時) (
レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - のだめさん» のだめさん。リクエストありがとうございます！明るいシリーズ書きたかったので早速書いてみますね！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: 32e2b69621 (このIDを非表示/違反報告)
のだめ - このシリーズの４？くらいで、もしも結婚したら的な小話あったじゃないですか、、リクエストで、呉鳳明と項翼、白麗の3人も見てみたいです (2020年11月3日 21時) (レス) id: 23c6c86966 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 鮮花さん» リクエストありがとうございます！こっちか、外伝の方に書いてみますね！ (2020年10月24日 19時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
鮮花 - リクエストで、番外編で昌平君との話を見てみたいです。「甘めで (2020年10月23日 20時) (レス) id: 23c6c86966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年10月6日 22時
