Too much work ページ34
私が山の民と一族、両者と再開してから数か月後たち、父上はなにやら最近外出が多く、そのおかげで今回の家出は無事にばれずに済んで、ホッとした。
A一族のことを、改まって伝えようと決めてから、まだ言い出すことができずにいた。
そして、私はついに軍師学校で、最終試験を受けている。
今日という日のために、寝ずに勉強に励み、優秀な蒙恬に頼み込んで、勉強を見てもらったりした。
最近、蒙恬に何かを頼むたびに…
蒙恬「…………んっ」
ほっぺをトントンと叩く。
A「…………ん？」
蒙恬 「………キス１回♡」
A「えっ！／／／」
キスをねだられる事が習慣になっていった。
初めは「無理無理！」と断っていたAだが、試験が近づくにつれ、困ったら心を鬼にして、
ちゅっと可愛らしいキスすることが増えた。
その度に、蒙恬から抱きしめられ、「はぁ…♡ヤバイ、幸せ」と繰り返される。
A「……(ハッ！いけない。集中しないと)」
蒙恬のせいで、思考が違うところに行ってしまった。再び、目の前の試験に集中する。
ーー試験の終了はあと数刻まで迫っていた。
昌平君 「………結果を発表する。
蒙恬！…軍師学校初めての卒業生として認める。
これからも励むように。
〜〜以上である」
A「…………落ちたっ〜〜！泣」
蒙恬 「……よしよし。」
机に泣き崩れるAと、苦笑いしている蒙恬。
それでもAを慰めるように、優しく頭を撫でてくれる。
自分にはやはり武術の才能はあっても、
知略を才能はからっきしのようだ。
だが、こらで簡単に引き下がるわけにはいかないと、いつもの調子に戻るが、今回はさすがにAも落ち込んだ。
昌平君 「…A、後で私の部屋にきなさい」
珍しく先生から呼び出され、蒙恬と顔を見合わせる。蒙恬は「なんか、いやーな予感」と言って、嫌そうな顔をしていた。
✴
昌平君の部屋には初めての入る。
何度か出入りするところを見たが、中に入っていると書籍や巻物がずらりと部屋を埋め尽くしていた。
さすが、先生…と感心しつつ、昌平君に向き合う。
先生は、とても忙しそうに巻物とにらめっこしており、私が目の前に立っても手を止めることはなかった。あまりにも大変そうなので、申し訳なくなって「何か手伝います」と申し出たのが運の尽きだった。
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とも(プロフ) - ついに信が出てきた！絡みが待ちきれません…！！楽しみです！ (2020年8月7日 21時) (
レス) id: 2ea7dae655 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - あさん» コメありがとうます。嬉しいです。一応原作沿いで行きたいので、まだまだ道のりが長いです…。笑 色んなお話計画しているので、よかったらお付き合いください。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - あさん» 私も蒙恬一番好きです。でも書いていると王賁も不思議と好きになってきます。色んなキャラと絡ませていきたいので、複数ENDになるかもです、お楽しみに。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - ののかさん» コメありがとうございます。更新みてくれて嬉しいです。お気づきかもしれませんが、更新後は誤字脱字も多いので、ちょこちょこ修正してます（笑）これからもお楽しみください。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 蒙恬と王賁が好きすぎる…！この小説の言葉使いが上手で感動してます！この回で蒙恬と結ばれたら、王賁と結ばれる小説も次書いていただけたら本当に幸せです！！頑張ってくださいずっと応援してます！投稿楽しみです！ (2020年8月5日 10時) (レス) id: 2ea7dae655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月2日 12時
