Diablo Rojo.2 ページ12
楊端和の天幕に入ったAは、その中が異様な雰囲気に包まれていることを一瞬で悟った。
そこには、顔を赤くして目が座っている楊端和に、
震えあがっている山の民と、いくつか殴られて倒れている者もいた。
楊端和 「おーきたか、A♪」
A 「…(これはいったい。汗)」
周囲の山の民は、皆お面をして表情が読めないが
「助けが来た！」とばかりに、泣きそう目でこちらを見つめている事は伝わった。
楊端和 「A…これを着て踊れ♪」
✴
楊端和から渡された服…というかこれは…。汗
上は胸を隠す布だけで、首から腕やお腹はもちろんさらけ出すことになる。下はまだ布が長くていいが、スリットが大きく入ってるのでAの白い足が太ももまで丸見えだった。
確かに花が咲いているザインや色合いは可愛らしいが…
見るだけで、恥ずかしくて爆発しそうなのに、こんなもの着れるのだろうか…。
布と自分を交互に見て、あたふたと迷っていると、
楊端和の酔っぱらった声が聞こえてきた。
楊端和 「……私が着替えさせてやろうか？」
A「け、結構ですッッッ！／／／」
もうここは女は度胸だッ！と勢いに任せて着替えたのだった。
✴
鏡に映る自分を見て、こんなに露出した格好はしたことがないので、ほぼ下着で歩くような気分だった。
A「…(こんな格好で外出れない)／／／」
恥ずかしくて涙目になってくる。
そこへ「遅い」と言わんばかりに、楊端和が入ってきた。Aを見るや否や、その目は中年の男性のように全身を舐め回すように見つめ、
「さすが、私が見込んだ娘だ」と嬉しそうに言った。
楊端和 「…仕上げだ。」
そう言ってAの黒髪を、丁寧に編み込んでいく。そして耳の横に、白い花を飾った。
楊端和 「この山界で一番美しい踊り子だぞ。A」
そう言って微笑んだ楊端和に、どこか母の姿を思い出した。
✴
生きのいいリズムと、次々に運ばれてくる珍しい料理、咸陽じゃあまり見られない露出が激しい山の民の女性の踊り子達に蒙恬は気分が良くなっていた。
蒙恬 「……(さっきからAが入った天幕が異様に騒がしいな。楊端和がいるから、心配ないと思うけど)」
外にも聞こえる声で「フォォオッー！」と叫び声や、ヒューヒューという鳴らす声が聞こえる。
ジッと見つめていた天幕から、まさかの心配していた彼女が出てきて、その格好をみて思わずギョッとした。目が飛び出るかと思うくらい。
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とも(プロフ) - ついに信が出てきた！絡みが待ちきれません…！！楽しみです！ (2020年8月7日 21時) (
レス) id: 2ea7dae655 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - あさん» コメありがとうます。嬉しいです。一応原作沿いで行きたいので、まだまだ道のりが長いです…。笑 色んなお話計画しているので、よかったらお付き合いください。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - あさん» 私も蒙恬一番好きです。でも書いていると王賁も不思議と好きになってきます。色んなキャラと絡ませていきたいので、複数ENDになるかもです、お楽しみに。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - ののかさん» コメありがとうございます。更新みてくれて嬉しいです。お気づきかもしれませんが、更新後は誤字脱字も多いので、ちょこちょこ修正してます（笑）これからもお楽しみください。 (2020年8月5日 17時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 蒙恬と王賁が好きすぎる…！この小説の言葉使いが上手で感動してます！この回で蒙恬と結ばれたら、王賁と結ばれる小説も次書いていただけたら本当に幸せです！！頑張ってくださいずっと応援してます！投稿楽しみです！ (2020年8月5日 10時) (レス) id: 2ea7dae655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年8月2日 12時
