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男「困ってる姿も可愛いねェ〜。早く行こう。

一緒に行きたい所があるんだぁ」





何この男。



凄いニヤニヤし出したし、

絶対変な事考えてるでしょ!?





でも、私お姉ちゃんみたいに

強くないから、どうしようも出来ない。







どうしよう……!!





『む、無理ですっ…!やめてくだ』


「何してんの?」






男の背後から声が聞こえた。


それも、聞き慣れた

けだるいトーンの男の子の声。






『無一郎くん………!?』


男「誰だよお前。ちっちゃい坊っちゃんは

お家に帰った方が良いんじゃねぇかー?」







からかい口調で無一郎くんに

語りかける男。




今すぐ殴りたい。








スチャ………






すると、無一郎くんは

腰に着けていた刀を抜いた。






無「これで斬られたい?」


男「かっ、刀……!?ご、ごめんなさい〜っ」






男はすぐさま逃げていった。


本当に調子良い奴だな。

ああいう奴が1番腹立つ。





『無一郎くん、ありがとう…………!?

無一郎くん、腕怪我してるじゃない!!!

早く手当てしないと………っ!!』





無一郎くんの腕は、何かで引き裂かれたような

傷がついていた。



血は止まっているようだが

凄く痛々しい。








無「あぁ。今気づいた」


『いっ、今!?無一郎くん、馬鹿なの!?』


無「馬鹿…………初めて言われた………」


『ごっ、ごめん!!!とりあえず、私の家

来て!!!手当てするから』









私は無一郎くんの手首を掴んで

自分の家へと向かった。






_______________________




『ただいまっ!!!』






家には誰もいなかった。


多分、夕飯の買い出しに行っているのだろう。





私はすぐさま、無一郎くんを居間へ案内し

救急箱を手に無一郎くんの元へ駆け寄った。





『痛いと思うけど、我慢してね』


無「大丈夫。慣れてるから」







そっか、こんな事

鬼殺隊の剣士には








「よくある事」なんだもんね。





お姉ちゃんも………


こんな痛々しい怪我、してるのかな……






そう思うと心配で、心配で堪らなかった。






無一郎くんの傷口を消毒する。


無一郎くんはなんの表情も浮かべない。






『包帯、巻くね。綺麗に巻けるか、分かんない

けど。』


無「うん」





包帯を巻く。



無一郎くんの手、

前繋いだ時も思ったけど






凄く安心する。





とても、鍛えられた




強い手に




私は強く惹かれていた。

ありがとう→←5



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設定タグ:鬼滅の刃 , 甘露寺蜜璃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時

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