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プロローグ ページ1










『きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!』





異形の何かが、私に飛びかかってきた。


何!?!?!?









ジャキィンッ






?「ギャアァァァァァ!!!!!!」












誰かが助けてくれたんだ。






ひゅぅぅぅぅ……





強い風が吹くと、目の前に飛び込んできた

長い桃色の髪。



毛先だけ緑色の変わった髪色に

私は見覚えがあった。








『お姉ちゃん!!!』


姉「A!!!大丈夫!?怪我とかしてな

い!?もう、Aは可愛いんだからこんな

暗い夜に出歩かないの!!」






涙目で私を抱き締める姉。






『ごめんなさい………でも、私は大丈夫だよ!!

怪我もしてないから。ね?安心して?』






お姉ちゃんを慰める。



私のお姉ちゃんは「鬼殺隊」という

政府非公認の組織に入っていて、

あんまり詳しくは知らないんだけど

その鬼殺隊の、1番強い剣士なんだって。




「鬼」とか言う、罪無き人間を殺す

悪い奴ら達を「日輪刀」という刀で

斬っている。




だから、つまりは

人の幸せを守る仕事をしているの。






そんな姉を、私は凄く尊敬していた。



自分の命は、後回しにして

人々の為、世界の為、

毎日鬼を斬っている。


そんな事、私は出来ない。





私は「次女」という事もあってか、

何か困った事があれば直ぐに

誰かに頼ってしまう癖がある。





その癖、自分でも治したいとは

ちゃんと思っている。





けれど、なかなか治らない。






その事をお姉ちゃんにも相談したけど、




「Aはそのまんまで良いのよ!私は、そん

な可愛いAの事が好きなんだから」




と言ってくれた。



けれど、自分の為にも治したい。


いや、治してみせる。






『ねぇお姉ちゃん。さっきのが、「鬼」?』


姉「ええ。怖かったでしょー!?本当に大丈夫

なの〜〜!?!?」


『………………お姉ちゃんは、やっぱ凄いね』


姉「え!?(キュンッ!!!Aが褒めてく

れたわ!!やっぱり私の妹は可愛いー!!)」


『お姉ちゃん、今からもお仕事あるよね?私は

1人でも帰れるから帰るね』


姉「う、うん!!!男の人と、鬼には絶対気を

つけて帰るのよっ?」


『分かってる。ありがとうね、お姉ちゃん。

お仕事、これからも頑張ってね!』







歩きながら、振り返る。


姉は私に手を振った。





大好きだよ、お姉ちゃん。




だからこそ、


お姉ちゃんのような「強い人」になりたいの。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 甘露寺蜜璃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時

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