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――――――



あれから一週間が経った。



私の気持ちは相変わらず変わらない。







だから、恵に告げる。私の思いを。









『…恵、ちょっといい?』


伏「!……はい。」





_______________






ちょっと離れた使われてない部屋に入る。





『…ごめんなさい。この前の告白の返事です…。すごく嬉しかったの。でも、年の差とかそういうのを入れずに考えても、やっぱり私は恵を友達としか思えない…。高専につれ戻してくれたのは恵で、すごく感謝してる。有難う…』





伏「…いえ、俺も自分の気持ちがAさんに伝わればそれでいいと思ってましたから…。考えてくれて有難うございました。」





『…私、実は2年後にはもうここに居ないの。』









伏「…は?」









『死ぬんだ、私』









ハハッと貼り付けた笑顔を見せる。









伏「し、ぬって…何で……」









『そーゆー縛り。天与呪縛みたいなものだよ。私は30までしか生きられないんだ。…だから、死別するよりも断った方が恵の踏ん切りがつくかもしれないと思ったのも…一つの理由。それだけ。』




じゃあね、と空き教室を出る。









伏「……っ、」









後ろから恵の言葉にならない声が聞こえた。









(…はぁ。言わなくても良かったのかな)









五「…い、…い!」

『………』

五「おい!!!!!おいA!!」

『わぁっ!!、悟…』

五「A、上の空だったぞ…大丈夫かよ」

『ん、何とか。』

五「それより…









30までしか生きられないってどういう事だよ」









ドクン、と心臓が鳴る。



『え、なんで知って…』





五「恵と空き教室入ってくの見えたから次こそAに何かあったらと思って着いて行ったら…30までしか生きれねぇって……お前!!!俺に隠れて何してんだよ!!!!!」





『…違うの。私は月下彩様術を寿命の縛りで底上げしてるの…。』





五「…は?どういう事だよ…訳わかんねぇよ」





『…だよね。私も笑えてくるよ』




五「そういう事じゃねーだろ!!!俺から離れるなって…そばに居るって言った癖に…嘘だったのかよ…」


『違う…。…ちが、』









五「…もういい、1回考えさせて」





『さ、とる…』









また1人、私から離れていく。

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もっちり - めっちゃ感動した! (2022年7月29日 12時) (レス) @page32 id: e168c4a89f (このIDを非表示/違反報告)
あまおう(プロフ) - 最高…! (2022年2月11日 7時) (レス) @page33 id: 3b3b69feb8 (このIDを非表示/違反報告)
cosumo - 原作より面白かったと思うのは罪でしょうか、、、 (2021年10月23日 15時) (レス) id: 7be9c28f97 (このIDを非表示/違反報告)
まりか - ハッピーエンドを....!!! (2021年4月4日 16時) (レス) id: 05ec772de1 (このIDを非表示/違反報告)
パンの耳(プロフ) - 涙袋崩壊しました、、 (2021年2月18日 2時) (レス) id: 6f68a4d609 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花音 | 作成日時:2021年1月23日 22時

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