最強から嫌いって言われた。【五条悟】

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五｢…なんだよ傑。俺まだ眠いっつーの。｣


夏｢いいから悟。夜蛾先生が呼んでるんだ。｣






朝からだりぃ、と頭をかきながら廊下を歩く悟。









今日は12月7日。悟がこの世界に生まれた日。









私は今更ながら緊張している。

サプライズなんて人生初だから、、、









『し、硝子ちゃん、悟本当に喜ぶかな！？』

硝｢クラスメートからのお祝いを喜ばない奴はただのクズだよ｣

『そっか！！！！！！！！！』









うん、そうだね！！と開き直ってまた
生クリームパイを構えなおす。



硝子ちゃんはクラッカー。









廊下がキシキシと軋む。









3





2





1









｢｢『悟、ハッピーバースデー！！！！！！』｣｣









ガラガラと扉が開くと同時に放たれたクラッカー。









それに遅れをとらず私は生クリームパイを
悟の顔に向かって容赦なく投げる。









バァン









五｢…は？｣







ポカンとしながら無限を作動する悟。









えぇ〜〜…………









『そこは空気読もうよ、悟。』


硝｢ノリ悪いな五条、そーゆーとこだぞ。｣


夏｢見損なったよ悟。｣









五｢はぁ！？何だよ皆して！！！｣









そう言いながらこちらを見つめる悟。









夏｢あーあ。折角ケーキまで用意したのに。｣

五｢ケ、ケーキ…！？｣



悟は大のつくほどの甘党だからその言葉に食いつく。



硝｢皆でプレゼントも用意したんだぞ、でも空気の読めない悟クンにはあげたくないな〜〜｣

五｢〜〜っ、分かったよ！外せばいいんだろ無限！｣







パァン








きもちいい音が教室に響く。









硝｢ブハハハハ、五条お前雪だるまかよ！！！｣


夏｢髪も白いからどこからがクリームか分からないね｣


『あはははっ、悟だっさ！！！！！』






五｢お、お前らが外せって言ったんだろ！？！？｣









何なんだと言いながらキョロキョロする悟。









『ここ座ってよ、今日は悟が主役なんだ。』



五｢…なんだよ主役って。俺何もしてねぇよ。｣



『は？さっき言ったこと忘れたの？…仕方ないな、もう1回言ってあげる』









悟が渋々用意された椅子に座った。






その隙に夏油くんと硝子ちゃんが悟に

へんてこなメガネとバースデー帽子、

｢本日の主役｣と書かれたタスキをかける。







せーの、









｢｢『ハッピーバースデー！悟！！！』｣｣

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