PROLOGUE：転生戦争 ページ3
まだ30年が経つ前に起こった戦争。
何千年ぶりだろうか……。
暁「……今回の戦争は、今までとは異なる……、」
暁「それでも、着いて行くと言うのか…？」
白虎「忘れたとは言わせないぜ？」
白虎「俺達は、幻王様を守る為にここにいるんだからよ。」
朱雀「幻王様1人、行かせる訳には行きませんから。」
暁「……ちゃ……今はやめとこう。」
朱雀「えぇ、やめてください…。」
阿修羅「まぁ、良いんじゃねぇの？」
玄武「…では、早速参ろうか。」
暁「…………戦争の始まりだ。」
……。
……。
“──”、
貴様がこの戦争を巻き起こした事はわかっている…。
この妖怪達にも取り憑いているのだろう？
…でなければ、この幻王と剣武魔神を圧してはいないだろう。
……。
戦った…そして、勝った……が、
“これが終わりでは無い”筈だ…。
これからも──は沢山の妖怪達に取り憑くだろう。
……だから、
妖怪ウォッチが無い今……どうすれば良いか…………それは、
暁「……あの“妖聖剣”の封印を解き、──を倒す事だ。」
暁「だから……。」
残りは……後…………、
丁度人数分ある…だが少し多いぐらいだ。
……それに、
こいつらを…巻き込む訳にもいかん……。
我がこの事を言えば、付いてくる筈だ……。
只の人間に転生する等言えば……。
白虎「…………なぁ、今何を考えてたんだ？」
暁「！ 否、なんでもない。」
朱雀「……それで、隠しているつもりですか？」
暁「……。」
わかってはいた…。
長い付き合いだ…。
これで気付かなかったら、今までの時間を疑う……。
暁「…良いのか？」
玄武「……無論。」
暁「……本当ならば、我1人でやる筈だったんだが…。」
白虎「…何言ってんだ？」
朱雀「……幻王様を、1人にする様ならば、我等剣武魔神も付いていきます…。」
白虎「俺の台詞…。」
暁「……良いだろう。」
暁「来世へ繋げる。妖聖剣は、それぞれあるべき場所へ……そして……再び、皆で会える事を……。」
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作者名：あやや | 作成日時：2020年6月9日 2時
