推しは推しと云う概念だからこそ推しと呼ぶのだ【妖怪ウォッチシャドウサイド,ツイステ】

EPISODE・1 - 29『妖怪探偵団』 ページ37

〈ガララッ〉

アキノリくんが探偵団の事務所の扉を開ける。
そういえばこんな音してたな…。


「あー！やっと入ってきた！」

「意外と話し込んでたね。」

アキノリ「“ナツメ”！“トウマ”！聞こえてたのか!？」

ナツメ「うん！バッチリね！」

可愛く笑顔を作る女の子。もとい、ナツメちゃん。


アキノリ「紹介しますね！
三つ編みの女の子が“天野 ナツメ”で、大人しそうに見える男が“月浪 トウマ”。」

ナツメ「宜しくお願いします！」

トウマ「宜しく、お願いします。」

礼儀正しい。…どっかの兄ちゃんと違って。
…全然どうでもよくなってねぇわ…。


アキノリ「で、ベッドの上にいるのが、ナツメの弟の“ケースケ”！」

ケースケ「え、えっと…宜しく…です。」

妖怪探偵団勢揃い！
ハルヤくんとか島之内先生とかいてくれたらもっと良かったんだけど、流石に敵サイドはいるわけねぇか…。
学校も中学だし会いに行けん…。

ユウ「初めまして。俺はユウ。」

グリム「オレ様はグリム様なんだゾ！」

ユウ「ちょ、グリム！ぬいぐるみのフリは!？」

…と、言うより。
もうすでにアキノリくんとアヤメちゃんの前で喋ってるし、別に大丈夫なんじゃないのか？

ケースケ「ひぃぃぃッ！狸が喋ってる！」

グリム「オレ様はタヌキじゃねーーー！」

ケースケ「じゃあ猫ッ!？犬ッ!？
あれなに!？なんなの!？」

…凄いビビり様で…。
まぁそれもそうか。
普通の人がモンスターなんて見たら、普通ビビるものか。


ナツメ「小さくて可愛い！」

グリム「ふな"ッ!？
ナツメ、お前意外と見所があるんだゾ？」

……。
…たし、かに可愛い…か…？


オルト「はーい！じゃあ次ボクだね！
ボクはオルト！宜しくね！みんな！」

ナツメ「可愛い…。」

だよね、可愛いよね。弟にしたい。




……で、問題の兄さんよ。


イデア「ぇ、えっと…。
ぼ、僕はイデア…。……オルトの、兄…。」

ほんっっっっっと、何かをべらべら喋るとき以外はそんなだよねーーーーー???
人見知りなのかなーーーー???陽キャ苦手だったよねーーーーー???じゃあこの陽キャだらけのここは君にとっては地獄なんじゃないかなーーーーーー???

EPISODE・1 - 30『辞めよう』→←EPISODE・1 - 28『逆らうな…絶対』

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