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「お待たせしましたー」
棒読みの店員がわたしの前にホットココアを置いた。
「大吾、こんなかわいい後輩できたやなんて教えてくれんかったやん」
「いや、かわいないし」
棒読み店員は、正門さんの前にほうれん草のソテーを置きながら口を尖らせた。
「大吾さんひどーい！」
「うるさー。油売ってんとはよ帰りや」
「大吾さんこそ早く戻ってくださーい！」
「はいはい。お邪魔ですかそうですか。まぁ正門くんは俺に会いに来たんやと思いますけどねー」
ほんとに普段の営業スマイルからは想像できない口調で大吾さんは言い返してくる。
「ちょっとやめてや…ふふっ」
正門さんが堪え切れなくなったように笑い出す。
「何わろとんねん」
「何笑ってるんですか！」
「いや、仲ええねんなと思って。ごめんごめん」
正門さんはソテーをかき混ぜながら笑っていた。
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みぃ - N.Dormitory から読んでました！面白かったです！ (2019年9月6日 22時) (
レス) id: 5f0045d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2019年4月7日 21時
