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「新曲最高でした！歌詞もよくって泣きそうになりました！」
「ほんま？よかったぁ。Aちゃんが来てくれとったから、安心して歌えたわ」
正門さんはギターケースに投げ入れられた千円札と小銭を数えながら、ふふっと笑う。
「はい！ご祝儀に5枚買い足しますね！」
並べられた自主制作のCDを手に取り、財布を開いて五千円札をギターケースに入れようとすると
「ええんよ。無理しやんで」
手首を握られて、
「来てくれるだけで十分やから」
切なそうに微笑む正門さん。
「大丈夫です！大学生の方が意外と自由に使えるお金あるんですよ！」
その為に、私は授業のない時間にはバイトを詰め込みまくってるんやから。
「ありがとうな、Aちゃん」
苦しそうな顔にも胸がぎゅっとなる。
なんとかして正門さんの役に立ちたい。
夢を叶える手伝いがしたい。
そして、そんな名目を並べてそばにいたい。
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みぃ - N.Dormitory から読んでました！面白かったです！ (2019年9月6日 22時) (
レス) id: 5f0045d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2019年4月7日 21時
