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＊
「すげ〜正門ほんまに載ってるやん」
休憩室でわたしと大吾さんは、雑誌を覗き込んでいた。
ページの1/4程度のスペースに印刷された写真とインタビュー。
『地元の爽やかイケメンギタリスト』なんて題されて、
ギターを手に照れくさそうにはにかむ写真のなかの正門さん…
やっぱりかっこよくて涙でそう。
「ね！！もう5冊買ってハガキ送りました！」
「5冊？さすがにそんなにいらんやろ」
「だって編集部のひとに正門さんはすごいって知ってもらわなきゃ」
鼻歌を歌いながら雑誌をしまう。
彩月さんの存在はやっぱりちょっと引っかかるけれど、正門さんが夢に近づくのはやっぱり嬉しい。
「今日もこれから行くん？」
「はい！もっちろん！大吾さんもあがりでしょ！一緒に行きます？」
「…じゃぁちょっとだけ、行こかな」
大吾さんは珍しく小さな声でそう答えた。
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みぃ - N.Dormitory から読んでました！面白かったです！ (2019年9月6日 22時) (
レス) id: 5f0045d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2019年4月7日 21時
