【2j3j】クラブ＝マジェスティ

4 ページ4

「まぁ住み込みになりますけど」
「住所とか教えてくれたら必要な物は持ってきます」





ん？住み込み？





『え、これって住み込みなんですか？』


「はい、どうかしました？」


『......いえ』





おいそこまで言えよ〜....
さすがに住み込みだったら腎臓売ったほうが良かったかもしれない




『住所は＿＿＿＿＿です。スマホとか置いてきたんでそれを......』


「＿＿＿＿＿ですね、分かりました」
「あ、部屋に関しては明後日には出来上がるのでそれまで待っててください」






明後日に出来上がんの？すっごい早くない？？
数十分前話がまとまったばっかなのに.....仕事早いな








『それって相部屋とかになります？』


「望むなら.......居間にソファはありますけど」


『ソファで』




「俺と寝ようよ、ベッドあるよ」


『嫌です』


「えー、何でー！」


『騙し取った人と一緒に寝たくないんで.....』


「それはごめんって。ほら、つみつぐないにさ？」


「アニキ、それ罪滅ぼしだと思うよ」


「つみつぐないでええんよ」


『いや、貴方成人男性じゃないですか』


「優しくするけど？」



『.......うっわ.....』


「アニキぃ......」


「おい甲斐田こっち来い」


「待って、いたっ！？ちょ痛いよアニキ！」


「いんや痛くない」







ここの賭場ってイケメンなのに性格残念さん多いな







「んで、一緒に寝る？」


『寝ません、何でそんな付き回るんですか』


「んー、おもろいから？」


『私は全く面白くないんですけど』





ーーーーー
ーーー
ー



「すみませーん、えっと......お姉さん？」


『エリーで大丈夫です』


「絶対偽名ですねそれ」





騙されなかったか.......小学校低学年の頃はいけたんだけどな






『........Aです』


「めっちゃいい名前ですね、言ったか分かんないけど甲斐田晴です！」






しれっと流れるように褒めるのやめた方がいいって.......
この手口みたいなので惚れる女性多いんだろうなぁ.....私も危なかった






『甲斐田さん』


「へへへ........甲斐田です」




「何か言ってくださいよぉ！？」


『いや、嬉しいのかなーと』


「まぁいつも甲斐田だったから新鮮で.......」


『じゃあ甲斐田』


「ちょっと馴れ馴れしくないですか！！」


『調子乗りました』


「......じゃあ.....まぁ.......許します」







チョロいなこの人、でもあの紫の奴らよりかはマシか

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す