怒りの力 ページ3
ジ「おのれぇぇぇぇッ！！」
水無月「！？」
ジイドが叫んだ直後、バンバンっと銃声が二度響いた。
水無月の頬に熱が走った。
ツゥーっと赤い液体が床に落ちる。
怒りで呼吸が荒れている彼に対して、
信じられない、そう言わんばかりに彼女は目を見開いていた。
水無月「＿＿＿＿人間の感情というものは、恐ろしいものですね。
それが、目に見えなければ尚更。」
無意識に彼女はそう言葉を零した。
ジイドは水無月の異能に抗った。
怒りの感情で、動かないと分かっていたがそれすら忘れてしまうほどに怒り狂い、上がらない腕を上げようとした。
結果、彼は彼女の異能を押しのけて自分の肉体の主導権を半分取り返した。
だが、あくまで半分だけ。
少しでも気を抜けばまた異能に支配されてしまいそうになる。
体はイメージ通りに動かずぎこちない。
水無月の頭を狙った銃弾は彼女の頬を掠るだけだった。
ジ「許さんぞ…貴女が乃公の部下にした事、部下の無念を乃公が晴らそう。」
水無月「くだらない。自業自得ではないですか。
殺すなら、殺されても文句は言えないでしょう？」
獣のような形相で殺気を放つジイドの言葉に水無月は軽蔑して返す。
殺気渦巻く空間で数秒睨み合った二人は同時に駆け出した。
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ハルモグ(プロフ) - 続きが出るのを今か今かと待っていました！今回もすっごく素敵でした！これからも頑張ってください！ (2019年6月12日 2時) (
レス) id: 5ac9ba810b (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 続き待ってました！これからも頑張ってください。 (2019年4月23日 18時) (レス) id: 359e27b0ea (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(酸性) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神無月 | 作成日時：2019年3月20日 0時
