きっと初めから ページ2
いつから、だったのでしょう……。
一体、いつから“お姉様”はこんな冷たい目をするようになったのでしょうか。
何を間違えたのでしょう?何を見落としたのでしょう?
自分がもっと感情の機微に聡しければ良かった?
自分がもっと異能を使いこなせれば良かった?
自分がもっと、もっともっと強ければ良かった?
…分からない。まったく分かりません。
欠陥だらけの自分には“お姉様”の真意を理解する事ができません。
自分の役割すら満足に熟せない。
意思が違っても使っている身体は同じはずなのに。
どうして自分は“お姉様”に追いつけないのでしょう。
水無月「殺し合いをしてもらいました。」
いつの間にかあんなに遠くへ行ってしまった。
______もしかしたら、“お姉様”はそんな自分すらも利用したのかもしれませんね。
組織の人間、周りの関係ある人間、代わりに殺す自分、
そして、殺せない弱い自分すらも利用して、計算にいれて、導き出した最適解の為に行動する。
***「私は“お姉様”が恐ろしく思います。」
411人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルモグ(プロフ) - 続きが出るのを今か今かと待っていました!今回もすっごく素敵でした!これからも頑張ってください! (2019年6月12日 2時) (レス) id: 5ac9ba810b (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 続き待ってました!これからも頑張ってください。 (2019年4月23日 18時) (レス) id: 359e27b0ea (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(酸性) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2019年3月20日 18時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神無月 | 作成日時:2019年3月20日 0時