love train (ページ33)

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みんなと遊んでから一週間。

あの後ななことは2人で買い物に行った

慎太郎とジェシーとはLINEをしている

樹はななこにしか目がないから私にはあまり構ってくれない笑

いよいよ今日は8月1日

約束の日だ

待ち合わせの時間は夜の6時なのに朝は5時に目が覚めた

浴衣を着て行くか私服を着て行くか

その葛藤がずっと続いている

現在12時

『ななこに相談しようかな。。』

1人でそう呟くとスマホを手にして、電話をかける

3コールでななこは出た。暇なんだろう

『ねえななこ、、今日なに着てくか決まらないのー』

そう言うとななこの電話越しに笑う声が聞こえる

「あははっ、そんなの浴衣しかないでしょ～」

『張り切ってるとか思われない？！』

「張り切ってる方が可愛いよ、」

『そうかなぁー、、、、あ！でも私髪できない』

「んーじゃあ私やってあげるから！今から家行くよ」

『でもななこも準備、、、、』

「あー私は大丈夫！なんか急用って言って断られた。ほんとあり得ない！笑」

『え、そうなの？！ごめん、、。てか大我くんも同じこと言ってたんだけど笑』

「本当？！王子と気合うかもしれない～」

『そうだね笑』

「とりあえず向かうから！待ってて～」

電話を切って20分後、インターホンが鳴る

『ななこわざわざありがとう～』

「Aのためなら飛んでくるから！笑」

そう言って笑うななこは、いつもより少し悲しそうな顔をしていた

『ねえななこ、今日の花火、、、』

「私はお留守番かなぁー。」

ななこと通話を終えてから少し考えていたことを言ってみる

『樹とか誘ってみれば？』

「え、樹？！」

樹なら、ななこから誘われたら他との約束を断ってでも来るだろうから

『樹ぜったい喜ぶって～』

「うーん、でも変に期待させるのもよくないかなって思って、いつも近すぎない距離保ってるんだけど、、、」

自分のことを言われている気がして、心が痛い

『で、でもさ、いつも樹がなんか可哀想だからたまにはいいんじゃない？』

「たしかに、可哀想かも笑」

樹を思い出して笑うななこ

恋なんてすぐ発展しそうなのに、邪魔をしている何かがある。

それはきっと、

「うーん、、、じゃあ誘ってみようかな？」

『うんそれがいいよ！』

すぐにLINEを送るとすぐに既読がついた

ななこ今日の花火大会一緒に行かない?樹行く!

即決