love train (ページ23)

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「それなら海でバーベキューとかしたい！」

ななこは私の気持ち汲み取ったのか、話題転換をした

毎度エスパーのようだけど、ちゃんと助けてくれる

「ななこナイス！それいい」

ななこ大好きな樹はもちろん賛成

『ジェシーと慎太郎も一緒にどう？』

「そんなん行くに決まってんじゃん～」

「みんな行くなら俺も行く！」

即決。

単純なくらいが丁度いい

深読みされると困ることがたくさんあるから

『日にちはまた決めよ～。今日はもう帰る、ばいばい！』

「あ、A！私も一緒に帰る～」

普段は方面が違うから一緒に帰ることはあまりないななこ

新鮮だ。

あえて理由は聞かない

「ねえ、もしかして花火大会に例の王子誘っちゃう？」

ニヤニヤした顔で話しかけてくる

やっぱりそれが本題だったのか

『ななこいないから行かないっていうのは本当！でも、実は誘ってみようかなー、とも思ってる笑』

「やっぱりー！上手くいくといいね！」

『ななこだって、そうでしょ？幼馴染くんと行くんじゃないの？』

「まーね、」

意外とあっさりしているななこに疑問を抱くも、ななこはあまり自分から幼馴染の話をしないから、触れて欲しくないところでもあるのかな、なんて。

『みんなと海行く約束したけどさ、私ななこと2人でも遊びたいな～』

「そんなの言われなくても遊ぶから！」

パッと笑顔になるななこをみて安心する

真夏の太陽のような笑顔、嘘がない

『なんか、ななこの笑顔みてると元気になれる』

「なに急に笑」

『ちょっと思っただけ～』

「それ、例の幼馴染にも言われたことある笑なんなの太陽って、、」

真夏の太陽の笑顔とは違う、乙女の顔をするななこ

可愛い

恋してるって凄いんだな、と改めて実感する

『それはめっちゃ愛されてるよ！太陽って、眩し過ぎて直視できないくらいの笑顔だから笑』

「どーだろうか～、、笑」

自信もちなよ！と、ななこに喝を入れて別れた

さあ、明日のlove trainは勝負だ。