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村上サイド





さっき亮が倒れたって看護師たちがバタバタしてたのを見てたから、
気になってあいつらの部屋に向かってた。


そしたら、どんどん部屋に近づくほどに大きくなる誰かさんのぐずる声 笑


これだけやーやー言えたら元気になったんやろうなぁ、なんて思いつつ部屋の扉を開けた。




安「あれ!信ちゃん!…」



亮「まってっ…めっ…いっちゃやぁっ…」


安「ごめんなぁ亮、やることやったらすぐ戻ってくるからお願い…(^^;」


亮「やぁっ…めっ…ヒック」



ベッドに寝かされたまま亮はヤスの服を掴んで、
ヤスはヤスでその手をどうにか離そうとしとった 笑


ヤスに話を聞くと、ヤスはナースステーションで呼ばれて一旦ここを離れないといけなくなったけど、亮が一向に離してくれない、と。




村「亮、すぐやって言うから待ってようや
オレもここで待っとるから!」


安「えっ、ええのー?
ごめんなー信ちゃんも忙しいのに…」


村「忙しいことないがな!
言うたからにはすぐ戻ってこいよ!笑」



亮の手を取り、ヤスをつかむ手を離して、
しっかり俺が亮の手をつないでヤスを解放した。


もちろん亮は号泣やったけど、
ヤスも亮にだけかまってられないやろうからな。



村「ずっとこんな感じなん?」


す「もう帰ってきてずーっとや 笑」



こんなに亮が泣いてても珍しく他の子らは寄ってこないで、
いつも通り自分らのベッドにおって、
こっちを見ては呆れ笑い。


この調子やと、今回は甘えんぼが強烈なんやな、きっと 笑



亮「…くんっ…むらかみくっ…」


村「なんや、苦しい?どっか痛いか?」


亮「んーんっ…だっこぉっ…ヒックヒックッ」


村「抱っこか!おん、おいで!…よっしょ…
なんやねん、いつまで泣いてるん 笑」



なかなか普段は俺に抱っこなんてせがまないくせに、
今日は特別で、小さくて軽い亮をひょいっと持ち上げた。




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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか?この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます!お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです!大変だと思いますが更新頑張ってください!! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みの | 作成日時:2017年11月12日 21時

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