呪霊祓いに来ただけだから、疑わないでもらいたい

最悪な知らせ ページ18

『…は？』
　


その日は雲一つない晴天の日で、誰が見ても何か良い事が有りそう、と思わせる様な日だった。


そろそろ呪霊祓いに行こう、と思い、着替えていた時、電話が鳴った。



その電話の内容は




　






　
______悠仁が死んだ






　
そこからの記憶はあまり無い。


とにかく大急ぎで術式を発動させ、高専へとトんだ。




ﾊﾞｼｭｯ


高専に着いた私は、廊下と校庭を猛ダッシュで突っ切り、地下の解剖室へと向かう。




ﾊﾞﾝ!

五「！A」


中では悟がベンチに座っており、その向かいに伊地知さんが立っていた。


『…悠仁は』

五「…そこだよ」


悟が指した先には、銀の棚のような物の上に白いシーツが被さっていた。

白いシーツの下には何かがあるようで、凹凸を作っている。

それは、人の形をしていた。



『……』


シーツをめくると、そこには、悠仁がいた。


……本当に死んじゃったのか


嘘だと思いたかったけど、胸に空いた穴を見れば一目瞭然だ



五「わざとでしょ」

伊「とおっしゃいますと」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

冷や汗を流しながら答える伊地知さん。


『特級相手、しかも生死不明の5人の救助に一年派遣はありえないんだよ。

私と悟がジジィ共を脅して悠仁を生かしたことを上は良く思ってない。

だから、特級を使って悠仁を始末したってとこかな。
悟を任務に、そして私を米花町に行かせて、助ける事が出来ないようにしてね。』



五「そう。Aの言うとおり。

ついでに他の二人が死んでも僕に嫌がらせができて一石二鳥とか思ってんじゃない？」


伊「いやしかし、派遣が決まった時点では…本当に特級になるとは…」


『……犯人探しも面倒だねぇ…』

五「嗚呼。上の連中、全員殺してしまおうか？」



？？「珍しく感情的だな」

そう言いながら入って来たのは、


『！硝子』

家「やぁ、A。久しぶり」


私の元同級生の家入硝子だった


家「随分とお気に入りだったんだな、彼」

『癒やしメンバーだったからね』

五「僕は何時だって生徒思いのナイスガイさ。
てか、Aの癒やしメンバー？ってやつ、どんどん増えてない？」

『だって皆可愛いし』←

五「浮気？」

『愛してんのは悟だけだよ』

五「A…後で覚えててね…」

『え゛』

家「おい、私のAをいじめるな」←

五「僕のだし」

そう言いながら私を抱き締める悟。

く、苦し……



　

伊「(私…空気……)」

謝罪と、少し真面目な話→←記録_____

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