監獄学校2

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一ノ瀬目線


指名手配された2人は本部の刑務官50人近くで捜索する。


また、全刑務官にも見つけたら確保するように命令が出ている。


大事になって来てるぞ。


どこにいるんだ？


考えろ。


頭がいいあいつならどこに隠れる？




…あそこだ。



一ノ瀬「造田さん。居場所が分かったかもしれないです。」


造田「どこだ？」


一ノ瀬「橋の下です。」


造田「なぜそう思う？」


一ノ瀬「橋の幅が広く、死角が多いです。それに夜で周りが暗いから特に。あと、コウのことだからちゃんとした場所に隠れることはないと思います。あいつだったらそこを選ぶと思います。」


造田「分かった。行ってみよう。」



in橋の下


コウ「いっぱい刑務官が探してるはずだぜ？俺らこんな分かりやすいところにいるのにな。」


もも「そうだね！刑務官も意外とそうでもないね。」


一ノ瀬「もも。」


もも「えっ、何で？」


コウ「何だよあんた。何で分かった？」


一ノ瀬「俺がお前ならここを選ぶってだけだ。」


コウ「くそっ…」


造田「見つけてもらってお礼も言えないのか？コウ。」


コウ「うるせーよ！別に頼んでねー！」


造田「……ほぅ。」


ﾊﾞｧｧﾝ!ﾊﾞｷｨ!


コウ「くそっ…やめろよっ……ﾊﾞﾀﾝ」


造田「そんな本気出してねーのに気絶すんなよめんどくせー。」


一ノ瀬「ももとコウ、確保しました。……分かりました。」


造田「ん？何だ？」


一ノ瀬「厳しく罰を与えろ、だそうです。」


造田「了解。」


一ノ瀬「もも、帰るぞ。こっちこい。」


もも「やだっ…厳しくとかやだよっ…」ﾀﾞｧｧ!


一ノ瀬「おい、もも！逃げるな！」

ｶﾞｼｯ


一ノ瀬「いい加減にしろよ。俺を本気で怒らせたようだな。」

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