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NJside
NJ「だからそういう事なんだよ」
HS「ふーん、お前も大変だな…」
NJ「まだ俺だってやりたい事はたくさんあるんだ」
作詞に作曲、コラボだって…
今は恋愛にうつつを抜かしてる暇はないんだ
HS「まず、俺らみたいな場合って出会いが難しくないか?」
NJ「そこなんだよな…」
つい先日妹から来たカトク
俺のせいで結婚の話が進まないという
この間、妹は結婚を前提にお付き合いしている男性の実家に招待されたらしい
結婚の話は前向きに進んだ、のだが……
相手方のお父様が曲者で、ミュージシャンとかアーティストとか、その類の職種の人間をあまり好んでおらず…
俺のことについて詳しく聞かれたらしい
嘘をつくわけにもいかず、今俺にお付き合いしている女性はいないと答えたところ、そんな男が親戚にいるなんてやっぱり音楽で食ってる奴にはろくな者がいない、一家の恥になる、と一撃されたそうだ
HS「だから早く彼女の一人でもつくれ、と」
NJ「ああ。でも、だからって無理やり恋愛したくないし」
HS「だったら期間限定とかは?」
NJ「そんなの本物の愛じゃねえだろ…」
HS「ナムジュナ、お前そういうタイプだったか?」
NJ「いや、この話が無いにしろ、最近結婚の事考えてたんだ」
HS「もうそういう時期だよな、俺らも」
NJ「そっちはどうなんだよ、幼馴染だっけ?仲良いみたいな人、いたよな」
確か一度会ったことがあったな
HS「あー!A?いやないない!そういうのじゃないから!」
随分と仲が良さそうに見えたけど
HS「仲が良いからって恋人になるわけじゃないからなー」
NJ「そうなのか?」
HS「仲が良すぎて、互いを知りすぎて、そういうふうに見れないっていうか…」
ふーん
HS「……………。じゃあ!じゃあ逆はどうなんだろ」
逆…?
なんだ?急に?
HS「全く想い合わない男女が一緒にいたら、恋人になるのかなあ」
NJ「なるわけないだろ」
HS「いや、この間見たドラマはさあ、それで結婚までしたんだよ」
そのドラマは観たことがあるかもしれない
でも契約結婚だった気がする
NJ「ドラマだろ、ドラマ」
HS「でも、奥さんが死んじゃって……結局旦那が愛に気づいたっていう終わり……いやあ泣いたよ」
HS「どう?」
NJ「何がどう?なんだ?」
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作者名:こここみ | 作成日時:2022年11月3日 12時