愛を見つけて【NJ】 (ページ11)

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なんだか機械的に決まってしまったことに虚しさを感じながら料理を口にする

別にナムジュンさんに求めてなかったけど

婚約前提でのお付き合い(仮)を始める男女の会話って感じじゃなくて､そんな関係じゃないのに悲しい

今まで結婚前提でお付き合いしましょうなんて言われて付き合った人いなかったから､分からないけど

NJ｢あ､あの｡」

『……?あっ!すいません!はい!』

ナムジュンさんが右手を出していた

反射的に左手を出して握手をしてしまった……

大丈夫かな?手汗とか、かいてないかな

臭かったらどうしよう!

HS｢遅れてごめーん！」

ホソクがやっと来た

HS｢お?なになに?話はついた感じ?」

派手な服を脱ぎハンガーにかける

NJ｢あ、ああ」

何も言わない私を横目にナムジュンさんの隣に座る

HS｢どうしたの?」

『なんで私に遅れること言わなかったの!』

HS｢言ったらA来ないかもしれないじゃん」

NJ｢え!やっぱり迷惑でしたよね、こんな話」

取り消しましょうか、とナムジュンさんが申し訳なさそうにこちらを見る

『いいえ!そんな!むしろ私が申し訳ないです……』

NJ｢そうですか?良かった」

軽く眉をひそめて安心した顔になったナムジュンさん

HS｢うん｡良かったよ｡とりあえず決まりってことで｡で、いつから一緒に暮らすの?」

『え?』

NJ｢そうだな。別に僕は今日でも､明日でもいいのですが」

いやいや!今日はさすがにまずいでしょ!

『えっと、とりあえずまだ一週間は』

HS｢そうだな、じゃあ一週間後で!」

早くない?決めるの

HS｢予定あるの?暇でしょ?」

なんで毎回そういう言い方するかな…

NJ｢では一週間後に」

『え、あ、はい』

またこちらもさっさと決まってしまった

というかナムジュンさん､わりと焦ってる感じ?