７話『花吹雪を使った代償』 ページ7
___次の日
私は当然の如く体調を崩した。
熱を測ると37.9
ちょっとしか使ってないのに駄目か...
お兄ちゃんがポートマフィアを抜けてから体調を崩し易くなった。
それは花吹雪を使えば使う程 重くなる。
·
私は少しふらつきながらリビングに出た
中也お兄ちゃんはまだ起きていない。
今日は...月曜日だから私がご飯担当
たまごサンドでいいや。
冷蔵庫から必要な材料を取り出し台に並べる。
次に上に置いてある鍋に手を伸ばした時 突然､目眩が来た。
ｶﾞｯｼｬﾝ!!
手から鍋が滑り 床に音を立てて転がる。
「おい。どうした？」
中也お兄ちゃんが眠たそうに部屋から出てくる。
『ごっごめんなさい！！手が滑って』
そう言うとゆっくり歩きながら私に近寄り
私の額に思いっきり中也お兄ちゃんの額がぶつかった。
「てめぇ 熱あるな？昨日、花吹雪 使ったんだから休んどけって夜に何回も言ったじゃねぇーか」
『大丈夫だって！』
「じゃあ、熱測ってみろ。」
中也お兄ちゃんから体温計を渡される
これは確実に休まされる＋怒られる。
私がいつまで経っても取らないので中也お兄ちゃんがイライラして来ている。
「これは使いたくなかったが仕方ねぇ
「重力操作」」
『中 也...お兄 ちゃんｯ!! 』
身体が思うように動かない...そして重い。
「お前の異能無効化の《斜陽》は万能じゃねぇ。
熱がある時，体調が悪い時，花吹雪を使った３日間は使えない」
私の斜陽は完璧ではない。完璧には出来ない。
中也お兄ちゃんが言った3つのどれかが当てはまる時は使えない。
兎に角...
『異能...を 解いてｯ!!』
「熱があると認めたらいいぞ」
『.....あります！37.9あります！』
やけくそになってそう言うと異能が解かれた。
軽くなった...
「高熱だな。さっさっとベットに行って寝てろ」
『このぐらい大丈夫...』
「任務は俺がやるからな」
『ダメ！！私がやる！』
今日の任務は本当に大切なんだ。
「地道に探すのをサボって異能を使った代償だ
恨むなら自分の異能を恨め。」
中也お兄ちゃんが鬼だ。
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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ！！ありがとうございます！！更新頑張りますっ！ (2018年5月6日 18時) (
レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…！ 更新待ってますね！ (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます！ (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます！頑張りますっ！！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukinoyado | 作成日時：2018年3月31日 13時
