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彼女のギャップ (柳原空乃&紺堂日暮) ページ6
どうしよう、どうしよう。混乱して何も考えられない。
咲良がいない、
変な手紙があった、
ロシアに来て早々、こんなことに巻き込まれるなんて……。
日暮「やぁ、おはよう……」
ふわぁ、とアクビをしながら、日暮センパイがパジャマのまま歩いてくる。
……正直、少し落ち着いた。
世間ではこれをギャップというのだろう。
しっかり寝癖のついた髪、水玉模様のかわいいパジャマ、
それに、まだ眠たそうな表情。
日暮「どうしたんだぃ?」
別人のようで、笑ってしまいそうだった。
「これ、見てください。宿舎の玄関先に落ちてたんです…。
それに、咲良もいなくて……」
あたしがそう言うと
日暮「…一大事、だね」
日暮センパイの表情が、一瞬で変わった。
昨日あたしを見つめていたときのような、あの表情に。
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作者名:神田・スカーレット x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/
作成日時:2019年9月23日 8時