検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:3,571 hit

彼女のギャップ (柳原空乃&紺堂日暮) ページ6

どうしよう、どうしよう。混乱して何も考えられない。

咲良がいない、

変な手紙があった、

ロシアに来て早々、こんなことに巻き込まれるなんて……。

日暮「やぁ、おはよう……」

ふわぁ、とアクビをしながら、日暮センパイがパジャマのまま歩いてくる。

……正直、少し落ち着いた。

世間ではこれをギャップというのだろう。

しっかり寝癖のついた髪、水玉模様のかわいいパジャマ、

それに、まだ眠たそうな表情。

日暮「どうしたんだぃ?」

別人のようで、笑ってしまいそうだった。

「これ、見てください。宿舎の玄関先に落ちてたんです…。

それに、咲良もいなくて……」

あたしがそう言うと

日暮「…一大事、だね」

日暮センパイの表情が、一瞬で変わった。

昨日あたしを見つめていたときのような、あの表情に。

知らない場所(積木咲良)→←兄と妹(アゲハ・ギリカナン)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神田・スカーレット x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/  
作成日時:2019年9月23日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。