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恋人の再会 (紺堂日暮) ページ24
日暮side
スタジアムの中を歩いていると、
「……ペトロニオ」
知り合いを見つけた。
空乃「日暮センパイ？」
「ごめん、先行っててくれるかい？僕、ちょっとお手洗いにさ」
そう言って僕はみんなから離れて、ペトロニオに駆け寄る。
「ひさしぶり」
いきなり声をかけられた彼は、いっしゅん警戒しているようだったけど
ペトロニオ「日暮…」
僕だってわかると、すぐに顔をほころばせた。
ペトロニオ「マッテオ、呼ぶか？」
「ふぇっ！？マッテオも来てるの！？ちょ、待っ＿＿」
頭が混乱する。
最近会ってないから、どんな顔をすればいいのかわからない。
ちょっと待って、ペトロニオ。
まだ、呼ばないで。
心の準備ができてないの、お願い＿＿。
マッテオ「ペトロニオ？いきなりなんだ……って、日暮」
「あ、あぅっ……」
マッテオ「おい待て、なんで逃げんだよ」
「だって……どんな顔すればわかんないし……それに」
マッテオ「それに、なんだよ」
「今の僕は、
かわいくないから」
マッテオ「……は？」
「ごめん……」
マッテオ「逃げんなっつうの」
「でもっ……」
マッテオ「いちいち、るっせぇし。
俺にとって日暮は、
いつでもかわいいよ……だから気にすんな」
デザイナーと最終兵器（春夏秋冬霜月&アゲハ・ギリカナン）→←驚きに驚き（氷野姉弟）
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作者名：神田・スカーレット x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/
作成日時：2019年9月23日 8時
