肩の荷を降ろして(柳原空乃) ページ17
空乃side
移動中のバスの中。よく考えると、名前の知らないメンバーがいることに気がついた。
でも日暮センパイのことだし、紹介してくれなさそう。
あとで自己紹介しに行かなきゃな。
そんなことを考えていると、手元でスマホが震えた。
悠馬<紫月ちゃんと会えたよ>
悠馬から届いたメッセージが、あたしの肩の荷をいっきに降ろす。
<よかった……あのこと、聞いたんだね?>
悠馬<あぁ、聞いたよ>
悠馬<ありがとう、空乃>
<ううん、お礼なんていいよ>
<あたしは、悠馬たちイナズマジャパンを裏切りたくなかっただけ>
悠馬<そっか>
<試合、勝てそう?>
悠馬<どうだろうね>
<らしくないこと言わないでよ>
<応援してる、頑張って>
悠馬<ありがとう>
悠馬<頑張るよ>
最後の一言を見て、あたしはスマホをポケットに閉まった。
「ちょっとくらい、寝てもいいよね」
バスの中で寝るのは、はじめてだった。
あたしは寝起きの機嫌が本当に悪いからだ。
ごめん遊ばせ(笑)(月下院紫月&紺堂日暮&氷野雪姫)→←はじめましての女の子(柳原空乃&積木咲良&紺堂日暮&アゲハ・ギリカナン)
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作者名:神田・スカーレット x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/
作成日時:2019年9月23日 8時