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Prologue.34 ページ37

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エース「……って、言い訳すんのもダサいか。
悔しいけど今回はAの作戦勝ち、かな」



そう言って私の頭をぐしゃっと撫でる




デュース「…ああ。Aが落ち着いて指示を出してくれたからこうして魔法石を手に入れられた。
これで退学させられずに済むな」


『私はただ提案しただけだよ。実行してくれたのはみんな。
みんなが居てくれたから、協力してくれたおかげだよ』


エース「はいはい、よかったよかったー。
マジ、クッタクタボロッボロ。早く帰ろうぜ」




そう言ってエースくんは闇の鏡へと向かう


その後を追いかけるようにデュースくんと私も続く





『グリム、早く行こ……ってえ?!』





グリムは石炭のような真っ黒い石を大きな口を開けて食べようとしていた





『グ、グリム!何を食べようとしてるの!?』


グリム「だってこれ美味しそうな匂いがしてたんだゾ!」


エース「うそだあ!?いやいや。だからって拾い食いなんてすんなよなー」


デュース「魔法石…?いやでもこんなに真っ黒な魔法石なんて見た事がない」


グリム「アイツが隠し持ってた飴ちゃんかもしれねーんだゾ!
うう〜っ、我慢できない!いただきまーす」


『あ!コラ!ペッしなさい!ペッ!』





私が止めるのも聞かずに黒い石を頬張る


あぁ、お腹壊しても知らないよ……





グリム「う"っ!!!!」


エース「あーあ、そんなもん拾い食いするから〜」


『あわわわ、まだ間に合うから、ペッてして、ほら』


グリム「う……うううう………っっっ
うんまぁ〜〜〜い!!」



「「『え"っ!?』」」





猫なのに食レポをしはじめた、猫なのに


というか、石の食レポをされても…





エース「げーっ、やっぱりモンスターってオレたちとは味覚が違うの?」


デュース「……かもしれないな。というか……

落ちている得体の知れないものを口に入れること自体ほとんどの人間はやらない」


『モンスターって雑食なのかな』





また新たな一面を知った気がする


誰もかけずに、みんな無事だ

すごくドキドキしたけど、ミッション達成!…かな?



あとはこの魔法石を学園長に届けるだけ





『さ!気を取り直して。魔法石を学園長に届けに行こう!』


エース「おおー!」
デュース「おおー!」
グリム「おおー!」




私たちは闇の鏡を潜り抜けて、学園へと戻った




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依音(プロフ) - 初めまして、こんにちは。奏雨さんの作品が大好きで何度も読み直しておりました。これからも読める日が来ることを楽しみに待っています。Twitterにアクセスしようとしましたが、アカウントに飛ぶことができませんでした…。 (2022年4月4日 14時) (レス) @page1 id: 2bfed6242b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 初めまして、いつも素敵な作品楽しみにしています。更新されるのを気長に待ちます。また奏雨さんの作品読める日を楽しにしてます!今後応援してます!!! (2022年3月31日 22時) (レス) @page4 id: 89bb4b8e86 (このIDを非表示/違反報告)
イリス - 本当に自分勝手ですが、私ツイッターをしてないないとゆうかできないので、ツクールにヒントとか載せてくれると嬉しいです、本当に自分勝手ですみません(´・ω・`) (2022年3月31日 13時) (レス) id: e5ab9a33da (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花 - 私も読み返しに来たらパスワードがかかっていて驚きました!パスワードのヒントとかないので見れなくて困っています。 (2022年3月28日 2時) (レス) id: 1e2b75d01c (このIDを非表示/違反報告)
あすぱらがす - 春香さん» お知らせの内容だと、訂正等したあと公開されるのではないでしょうか。私生活が忙しいようなので、公開を待ってればいいと思います!私もパスワード分かんないので((( (2022年3月25日 23時) (レス) @page1 id: a1f420556a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏雨 | 作成日時:2020年4月9日 5時

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