#転生してみた

ギィ・クリムゾン ページ47

「次から次に、ほんとゴメンな。 頼んだぞー！
場所は三階の四号室なー！」

そう言ってリムル様はどこかへ行ってしまった。

狐「頑張って下さいね！」

竜「応援しております。
……じゃあ、イナ。 戻るぞ。」

狐「うん、おっけー！」

意外と、二人が話しているのを見たのは初めてだな。

コンコン……

『失礼致します。
リムル様より代理役を任されました、カナタ・テンペストです。』

ギ「あぁ、入っていいぞ。」

ガチャ……

『本日はテンペストにお越しいただき、ありがとうございます。
では早速、例の件についてですが……』

四十分後……

『承知致しました。
リムル様にもお伝えしておきます。』

ギ「ん。 頼む。
しっかし、リムルの野郎、良い奴手に入れたな……
(なかなか美人じゃねーか。)」

『お褒めいただき、ありがとうございます。
そう言って頂けて、光栄です。』

ギ「まぁそう固くなんなって。 ほら、こっち来い。
隣座れ。」

デジャブかなぁ

ポスンと座ると、ギィは私の頬を撫でながら、

「ウチのメイドよりいいと思うぞ。
そいや、ディアブロは……」

バァァーーーーーン！！(ドアが開いた音

デ「クフフフフフ、呼びましたか？ ギィ。
では、リムル様の素晴らしい魔法について……」

ギ「あーわりーなおれこのあとよていあるからじゃーなー(棒」

え、消えた！？ なんの気配もしなかった。

流石は魔王様だ。

デ「カナタ。
ヤツ(ギィ)に気持ち悪い事などされていませんか？」

うん、流石は原初の悪魔。

『大丈夫。何もされてないよ。
まぁ、強いていえば頬を撫でられたけど……』

デ「OUTです。(キッパリ」

ダンっ……

壁ドンか。 割と初めの頃、リムル様にされた記憶がある。 慣れた。

デ「どちらの頬です？」

『……左だよ。 どうしたの？ ディアブr』

ペロッ……

デ「消毒です。
アイツに貴方は渡しませんよ。」

いや何を言うてんねん。 ……コホン。

何を言っているのか？

『べ……つに、ただ……んっ、頬を……撫でられた、だけ……だよっ……あっ』

デ「それが気に入らないのです。
いくらヤツが原初だからといって、貴方は私の……いえ、私たちのものですから。
それと。 なかなか良い声を出しますね。
ちょっとそそりますね……」

ん？ そそるってなんだ……？

(カナタは超お嬢様だったので、そういう言葉を知らない)

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