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愁への返事をした次の日。
だいたい静弥と湊と私でお昼ご飯を食べているのだけれど、今日は私と湊だけだった。
それに教室で食べるのに、たまには外でなんて言って中庭へ移動した。
学食のメニューが豊富なだけあって中庭を使う人が少ない風舞は案の定誰もいなかった。
「おおお〜貸し切りだね〜」
広々と生い茂る芝生に腰を下ろすと湊も隣にくる。
昨日の今日で落ち着いて話している自分を褒めながらお弁当を広げた。
いつものように弓道の話をして、
今日はおかず交換をして。
お弁当の蓋をして片付けた湊の瞳は
いつもと違って妙に真剣だった。
「湊？」
顔を覗き込むと、スルリと左手に湊の指が絡む。
恥ずかしくて逃げようとするが、しっかり繋がっていて逃げられない。
「心音、聞いてほしいことがある。」
視線を上げれば近くにある湊の顔。
目を合わせてしまったら顔が赤いのがバレるし、離れられなくなりそうで
私は黙って頷いた。
「初めて会った時からお互い知り合いじゃないのに俺の早気とか心配してくれて、
弓道に戻るきっかけもくれた…たくさん力になってもらった、ありがとう。
だから、今度からは俺が心音の力になりたい。傍にいたい。
…俺、心音のことが好きなんだ。愁じゃなくって、おれを選んで＿＿＿。」
バレたくなかったはずなのに、私は湊と目を合わせてしまう。
合わせてしまったら、もう離れられないのに。
「わた、しもっ…湊のことが好きっ」
その言葉と共にギュッと抱きしめられた。
好きが溢れていく。
「好きだ」
耳元で囁かれたその言葉は私を幸せにしてくれる。
＿＿＿力になりたいと言ってくれたけど、もうたくさんあなたにはもらってるよ。
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AYUMI(プロフ) - できれば想いを交わし合ってその後は……という展開も見たかったですw! (2021年10月16日 22時) (
レス) id: 3b6a14b16e (このIDを非表示/違反報告)
AYUMI(プロフ) - 全部読ませて頂きました！凄く面白いし、私は湊が好きなので夢主を自分に当てはめて妄想することができたので嬉しかったです！キュンキュンしましたw (2021年10月16日 22時) (レス) @page16 id: 3b6a14b16e (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 捺美さん» 読んでくださり、ありがとうございます！本当はすぐにでも新作を...と考えていたのですが怪我の手術をすることになったので新作はさにになりそうです。もしも、新作を書く時はまた、よろしくお願いします！ (2019年2月26日 2時) (レス) id: a160fbb1ce (このIDを非表示/違反報告)
捺美(プロフ) - 1話から拝見させていただきました。ストーリーに合うとても素敵な描写が思い描けていて読んでいて面白かったです。新作もあれば是非拝見したいです。 (2019年2月26日 0時) (レス) id: aacc5df4fa (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 水無月さん» 読んでくださりありがとうございます！応援もありがとうございました！そう言って頂けて嬉しいです！コメントを頂けて励みになっています！本当にありがとうございます！ (2019年2月22日 19時) (レス) id: a160fbb1ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀河 | 作成日時：2019年2月21日 15時
