2話 ページ3
誰かの声で眼が覚める。
｢んぅ.......｣
目を開くと朝日が差し込んで来る。眩しい。
｢A！A！起きたか！？｣
お日様に当たってキラキラ輝いている向日葵のように綺麗な金髪、そして空の色をぎゅっと詰め込んだような水色の瞳。
お兄ちゃんだ。
｢うなされとったけど大丈夫か？｣
私と似た顔のお兄ちゃんが心配そうにこちらを覗いてくる。
いつもとは違い凛々しい眉が下がっている。
｢うん、ごめんね...昔の夢を見ちゃっただけ、大丈夫だよ.......ありがと、お兄ちゃん｣
そう伝えるとさらに眉が下がる。
｢何かあったら兄ちゃんに言うんやで？｣
お兄ちゃんは私の頭を撫でながらとても優しい声で言う。
私はそれに笑顔で返す。
｢うん、ありがと！お兄ちゃん！｣
お兄ちゃんは少し安心したような顔をしていつもの言葉を言う。
｢飯、そこに置いとるから｣
｢兄ちゃんは仕事に行ってくるからな？いつもみたいに部屋で待っとってな？｣
｢わかったー！｣
私が元気に返事をするとお兄ちゃんは私の頭を雑に撫でて部屋から出ていった。
あー髪、ボサボサになっちゃった...
まあお兄ちゃんの撫で撫で好きだしいっか！
｢しんぺい神さんが来るまで何しようかなぁ...｣
しんぺい神さんはいつもお昼頃にやってくる。
お昼ご飯を持ってきてくれてその時に一緒に診察をするのだ。
まあ、最近は診察というよりお喋りなんだけど。
｢あ、そうだ！ぬいぐるみの続き！｣
危ない、危ない...あともう少しで完成だから続きやらなきゃ...
お兄ちゃんは一日中部屋にいる私のために暇つぶしとして色々な物を買ってきてくれる。それの一つがぬいぐるみ作りのセットだ。
裁縫は時間を忘れられるから大好き。
私は鼻唄交じりにぬいぐるみ作りの続きを始めた。
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毎日たこ焼き - 夢主ちゃん嫁にほしい…めちゃくちゃ可愛い…ｳﾞｯ (2021年9月11日 16時) (
レス) id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 12話のぺ神さんが何を言ったのか、想像できちゃったなぁ、 (2021年9月9日 17時) (レス) id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
べたあま - 生卵の薄皮さん» いやぁ、改めて思いました生卵の薄皮さんは、やっぱり神だと言うことを！ (2020年8月21日 12時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
生卵の薄皮(プロフ) - べたあまさん» いいえ！見てくれるだけでありがたいので！！！ (2020年8月20日 22時) (レス) id: 0a7465c7fe (このIDを非表示/違反報告)
べたあま - 生卵の薄皮さん» すいませんんんんん！更新したのに見れなくてぇぇぇぇぇぇ！！これから毎日確認しますぅぅぅぅぅ！！！！！！！！！！ (2020年8月18日 13時) (レス) id: dd7f2196ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：生卵の薄皮 | 作成日時：2020年5月3日 0時
