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「あー、もうお昼の時間だぁ〜」

私はちょっとうんざりしたような態度でつぶやく。

友達もいない私は、お昼の時間はいつも1人だ。
この学校は中高一貫校で、友達ができずに1人でいる時間が長すぎるせいか、ぼっち生活ももう慣れてしまった。
それが心地よくて気に入ってるのになぁ。


「おい、 西野A。ちょっと来い」

いきなり井上くんの声がして、心臓が止まりそうになるぐらい驚いた。


いきなり怖すぎでしょ、井上瑞稀。

井上瑞稀のことは昔からよく知っている。

確か、私の1つ上で小学校の時に生徒会長をしてたはず。

昔からドSで性格悪そうだったけど、イケメンだからって結構モテてたんだよね。

正直言って、私の嫌いなタイプ。


「西野A、早く来いって言ってんだろ」

周りの女子たちからの視線を気にしながら、私は結局嫌々連れて行かれるはめになってしまった。

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作者名:ななかい | 作成日時:2018年4月12日 17時

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