【ヒロアカ】轟兄さん３【男主】 (ページ9)

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『出久を俺の事務所に？』

頼みごとがあると仕事の後

高級寿司屋に呼ばれた俺は遠慮なく食べる

「頼む！」

『嫌だね、俺は誰も俺の事務所に呼ぶつもりはない』

「な、なぜ！君の事務所はとても素晴らしいところだろう！」

『俺がいることで少なからず甘えが生じる。

それに俺のところは多くの仕事を引き受けている

かまってる暇はない』

それにしてはA君はいつも暇そうに見えると密かに思うオールマイト

「どうしてもダメ？」
『ダメ』

今までで１度募集したことがあったが全国から申し込みが殺到したことがあった

あれはやばかった。

それから俺は引き受けNGにしたので雄英の生徒だけでなく他のヒーロー科の生徒も引き受けないことにしている

話は終わったと俺は残りの時間食べることに精を出し食べる

やっぱナンバーワンヒーローは懐も財布もナンバーワンだねっ！！

『ごちそうさまでした！』

「君って容赦ないよね…」

家に帰ったのは１２時を過ぎた頃みんな寝てるかな、なんて思ったら居間に焦凍がいた

『ただいま焦凍～』

久しぶりに可愛い弟をぎゅぅううっと抱きしめるが抱きし返してこなかった

え、どうした

すると真剣そのもので俺に向かい合う

「兄さん」

『な、何？』

「指名、なかった」

『え？何？』

「兄さんの事務所から指名なかった！！」

焦凍が怒鳴った瞬間俺は押し倒され焦凍は肩に顔を埋める

『焦凍？』

「兄さんのとこ、行きたい。」

『…だめ。俺焦凍のこと甘やかしちゃう』

「兄さんって呼ばないし、A先生とも呼ばない」

『えー、じゃぁ何て呼ぶ？』

「ご主人様…」

『やめぇ』

子犬みたいにシュンとしてる焦凍ごと俺も起き上がる

ぎゅっと抱きつく焦凍をなだめるけど一向に行きたい行きたいというばかり

かわいすぎるでしょ。俺の上で駄々こねてんだよ

『俺、頑張る焦凍がすきだな～』

「…頑張る俺？」

『そう、いつも一緒にいるのもいいけど

今焦凍は何してんのかなーって

俺の頭ん中焦凍でいっぱいで離れてるからこそ

俺は焦凍のこと考えられる』

「っ、そ。そういうの…なしだ」

顔が真っ赤になった焦凍がまた俺にぴったりくっつく

え？俺なんかいけないこと言った？

「俺も、兄さんのこと考える」

『うん』

「朝も、昼も、夜も…」

『…ほどほどにしてください』