【ヒロアカ】轟兄さん３【男主】 (ページ4)

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なんだか最近お兄ちゃん小説が多くなってる気がして

そわそわしてます。

負ける気しかしません

『あー…やるきしねぇ』

こんなこと言ってるとどんどん読者が減ることなんてわかってる

わかってはいるんだが５月病というやつだ

俺はいつものように縁側に寝っ転がりながら中庭を眺める

ぼーっとしているだけ

『ん…俺今何しようとしてたんだっけ』

最近物忘れが激しい気がする

この前の授業では『はて、俺今日何について授業すんだっけ』と忘れたり

あとは、…何を忘れたかも忘れた

やばいなほんとに

「お兄ちゃん寝てばっかりいないで少しは散歩でもしてきたら？」

『お前のお兄ちゃんは今悟り開いてんの』

「何言ってるの。」

いてっ…ほおきで突かれました

『ん？あれって…猫？』

俺の家で猫って飼ってたっけ？

そんなことを考えながら猫を見つめるとにゃーと鳴いた

『っ！！』

「お兄ちゃんどうしたの？」

『離れろ冬美！！』

冬美を俺の後ろに下げる

なんだあの黒猫はっ！

あいつが鳴いた瞬間

全身の血が逆流するかのように燃え上がるかのように熱くなって

心拍数も上がり呼吸も不規則になる

戦闘態勢になるが嫌な気配は消えない

「兄さん！どうしたんだっ」

『焦凍来んなっ！あの猫はただの猫じゃないっ！』

冬美が呼びに行ったのか焦凍が走ってくる

「兄さん！」

『焦凍来るなって！』

「何言ってんだ！猫なんてどこにもいねぇ！」

その瞬間俺は意識を失った

俺に見えてる黒猫がにゃーと鳴くのを最後に