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そろそろ生徒たちも風呂から上がったかなーと様子を見に行こうと歩いていたら1つの部屋から緑色の髪を発見
『出久、みんな風呂からあがっ…なんでお前、裸?』
「あっA先生実は…」
どうやら峰田が俺の期待を裏切らず
女子風呂をの覗こうとしたところ
洸汰がそれを阻止し、トラブルにより気絶したと…
『出久』
「ひぃっ!」
『体冷えてる、もう一回入っておいで』
出久の首元触ったら案の定体が冷えていた
明日から特訓が始まるのに湯冷めで風邪を引かれても困る
「そういえばA先生、僕に何か用事があったんじゃ」
『お前の頭が見えたから。もしみんな上がってたら俺も風呂入ろうと思って』
「みんなもう上がってると思います。」
『あ、んじゃぁ出久と一緒に入ろうかな』
「へ…?」
『ということで失礼しまーす』
マンダレイとピクシーボブに挨拶をし俺は目が点の出久を風呂場へ連行した
「…」
『なんでそんな離れてんの?』
「あ、いや…緊張して」
『えー、俺寂しいんだけど。
久しぶりにAお兄ちゃんって呼んでいいよ』
最近の男子ってみんな恥ずかしがり屋なのかな
なんて思ったけど勝己や切島、上鳴を想像したらあいつらは恥ずかしいの「は」の字もなさそうだなと思ったので
やっぱり高校生って難しいなとしみじみ感じる
「Aお、お兄ちゃんは…洸汰君のこと」
『あぁ、知ってるよ』
「どう思う…僕は、ヒーローにずっと憧れていたから」
___言葉が出なかった___
多分衝撃的だったんだろう。自分も、自分の周りも同じ考えなら
世界の全員がみんな同じ考えだと、無意識に思ってしまうかもしれない
『お前に特別教えてあげる。
ヒーローでも3時間かかる今日のお前らが通ってきた森を
どうして俺が約2時間で通れたと思う』
「…それは」
『全部燃やしたんだよ。森ごと…
木も土も、炎に弱い。
ぶっちぎりだった。早くヒーローになりたい
そう思った、でもその思いはヒーローへの憧れではない』
出久のヒーローに対する
大抵の人間のヒーローへの憧れではない
『憎しみなんだよ。本当は
自分にへの憎しみ、恥、絶望
いくら強くたって大事なことがわからないと意味はない
洸汰も同じ
なぜ父親と母親が死んで称えられているのか
なぜヒーローが存在するのか。
わかる時が来るかもしれないし来ないかもしれない
何か転機が来ない限り』
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もぶ - あひるボート1時間コースが10分でッ...wwwwww吹いたwwwww (2022年5月31日 0時) (レス) @page2 id: 3fdbb0f866 (このIDを非表示/違反報告)
サヴァ - 三時間二十分組は幻 (2021年6月8日 1時) (レス) id: 0d8c07697e (このIDを非表示/違反報告)
アポぱーい(プロフ) - 楽しみにしますね!! (2018年12月24日 22時) (レス) id: 49e63ddf78 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 応援してます!これからも楽しみにしてますヾ(o´∀`o)ノ (2018年8月20日 0時) (レス) id: 45185143f8 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - 鶴丸初期太刀って言ったらしばかれるかな?(;・д・) (2018年8月20日 0時) (レス) id: 45185143f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:要 | 作成日時:2018年6月21日 23時