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一回戦が終わって
二回戦が始まる間
俺は廊下を行ったりきたりしていた
焦凍のさっきの試合が気になるが
行こうか行かないか、行ってなにになる。
何を言ってやれる、俺が言える立場ではないのに
『はぁ…戻るか』
「A」
『…父さん』
呼ばれた先を見る
焦凍を見に来たのだろう
父さんのヒーロースーツはいかにもこれがエンデヴァーだと物語っている
「焦凍はまだ左を使わないのか、どうなっている。
お前の役割はあいつに左を使わせることだが」
『焦凍は焦凍の道を行くよ。俺が口を挟むことじゃない』
「お前がそうやって今まで甘やかした結果がこれか、お前は焦凍に越されるのが嫌なのだろ
兄としても、ヒーローとしても。だから左を使わせない」
先ほどの焦凍の試合が気に食わなかったから俺にこんなことをいうのか
それとも本当にそう思っているのか
『そういうことじゃない！
俺は１度だって焦凍に炎を使うななんて言ったことはないしこれは焦凍が決めたことだ！』
「焦凍はお前のいうことだけは聞くからな、早く左を使わせろ。あいつにはオールマイトを」
オールマイトを超える義務
父さんはいつもそれをいう
何も変わっちゃいない、あの日からこの人と俺は何も変わっちゃいないんだ
だから俺は自分が嫌いだ
『オールマイトを越せないのは父さんが弱いからだろ』
「何？」
『ただの言い訳だ、お前の理想を焦凍に押し付けるなよ
あんたが弱い言い訳を焦凍で埋めんな』
左の個性は使わなくていい。
焦凍の好きにすればいいと、俺は思った
それは今も変わんない
たぶん、これからも
『俺にはこれしかない、でも言っておくよ
この力は俺だけの力だ、俺にしか使えない。父さんでも使えないよこれは
焦凍に越されるなんて俺は思っちゃいないし、言っちゃ父さんに負けてるとも思わない
個性は身体機能の一つ、限界を決めればそこまでだ
あんたは限界を決めた、だから勝てないんだよ』
「おい、なんだその炎は」
父さんにも焦凍にも他の炎の個性の奴にも
俺は負けるつもりはない
あぁ、何年ぶりだろう。父さんの驚いた顔を見たのは
『これはまだ俺も使い慣れてない
黒い炎、父さんは使えないだろ
同じ力だよ、これはそれと同じ個性だ』
漆黒の炎を消し俺はその場を後にした
歩き出す俺に父さんはなにも声をかけてこなかった
ただただ静かな廊下を俺は歩く
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紅しょうが - 私鶴丸と三日月が初太刀です！ (2020年9月1日 16時) (
レス) id: 01ef15654f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 鶴丸...狙ったら一髪で来てガクブルしてました…その後も石切丸狙ってたら蛍丸が出てガクブルして違うゲームのガチャを引こうとしたけど…運がなくて十一連十回(位)自爆しました。ちなみに文マヨです。運をください。お願いします。しょうと可愛い。 (2019年1月16日 12時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - わらび餅さん» まじか！正解です。これからも頑張って読んでくれると嬉しいです。 (2018年7月29日 17時) (レス) id: 9c2ab0c7d9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - 初コメ失礼します！面白くて凄く好きです！！！(語彙力)2-12の鼻歌、とうらぶのゲームのOPの夢幻乱舞抄、ですか？ (2018年7月29日 14時) (レス) id: 8bfb49765e (このIDを非表示/違反報告)
とうみ(プロフ) - とても面白かったです！3章楽しみにしております！作者様のペースでお書き下さい！…私は三日月が来ません。なんでだ…！ (2018年6月14日 22時) (レス) id: d7a98ee12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要
| 作成日時：2018年4月19日 0時
